手のひらサイズに農家を再現、「建物コレクション」第一弾「農家」シリーズ発売
2006年10月22日 07:30
【タカラトミー(7867)】の子会社トミーテックでは10月25日から、「ジオコレ」シリーズの新項目としてスタートする「建物コレクション」の第一弾として、日本固有の建造物である「農家」を発売する。987円(税込み)。農家A、農家B、農家Cの3タイプ。
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「ジオコレ」こと「ジオラマコレクション」とはバスやトラック、電車、建物などのさまざまなフィギュアを鉄道模型のNゲージスケールと同じ1/150の縮尺で忠実に再現したシリーズ。これまでの「単に集めてにやにやする」食玩におけるコレクション性だけでなく、手軽にジオラマ作りが楽しめるのが特徴。
「ジオコレ」にはこれまで「街並みコレクション」として数多くの街の情景を再現する建物が発売されていた。これらは食玩ファンは鉄道模型でつちわれた精密なスケールモデルの様相に魅力を感じることにもなり、鉄道模型ファンは安価にレイアウト(鉄道模型によるジオラマ、街の情景を再現したセット)に彩りを添えることができるとし、少なからぬファンから支持されている。1/150スケールのNゲージタイプの食玩は他社からも発売されているが、トミーテック社製のものは「Nゲージの鉄道模型の経験を活かした造りの良さ」から評判が特に高い。また、着色済みのパーツで供給されるが、接着剤を使わずに組み立てられるので、誰にでも簡単に完成させることが可能。
今回発売される「建物コレクション」の第一弾である「農家」シリーズは、昔なつかしい香りがただよってきそうな昭和時代を思わせる農家の数々。屋根の勾配のきつさから雪国で見かけるタイプのようだが(勾配が急なのは積もった雪がすぐに地面に落ちるようにするため。積もりすぎるとその重みで家がつぶれてしまう)、古めかしさの表現には頭が下がる思い。
税込みでひとつ987円と単なる食玩としては多少高めだが、ミニスケールの模型好き好き属性を持つ人にはたまらないアイテムとなることだろう。
またトミーテックでは類似シリーズとして「情景コレクション」も立ち上げている。同一スケールでジオラマ作成に欠かせない人間をはじめとするフィギュアを提供するもの。指の上に載りそうなサイズのものだが、「建物コレクション」とは実にマッチする出来。こちらは11月以降発売予定とのことである。
手のひらサイズのミニ世界を作り上げてみるのも面白いだろう。
(最終更新:2013/09/15)
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