人気国内通販サイトは楽天、アマゾン、ヤフーの順

2006年10月19日 06:30

インターネットイメージ【NIKKEI NeT】によると日本国内で最も多く利用されているネット通販サイトは、利用者・閲覧数(ページビュー)の点で[楽天(4755)]が運営する「楽天市場」がトップになった。2位には『Amazon.co.jp(アマゾン)』がつき、[ヤフー(4689)]が運営する「ヤフーショッピング」が続く形。この3社が「上位3強」を形成してほぼ寡占状態になっている。

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これは【ネットレイティングス】が2006年9月において過程からのポータルサイト利用ランキングで明らかになったもので、利用者数は楽天市場が2004万人、アマゾンが1740万人、ヤフーショッピングが1157万人。利用者数が1000万人を超えている通販サイトは日本国内ではこの3つのみ。【セブン・イレブン(3382)】が運営する「セブンアンドワイ」ですら313万人でしかない。

●家庭からのポータルサイト利用ランキング
(2006年9月、ネットレイティングス調べ、上位3位のみ)

順位前年同月順位サイト名利用者数(人)ページビュー一人当たり月間利用ページ数前年同月比利用者数伸び率
11楽天市場2004万100026億5101万5000132.3+17.5%
22アマゾン1740万60005億5435万000031.8+22.1%
33ヤフーショッピング1157万40004億8150万100041.6+15.3%


また、この上位3サイトは去年も1~3位となっている。利用者の伸び率はアマゾンがダントツだが、だからといってトップの楽天市場もかなり伸びており、すぐに追い越せるほどではない。

一方4位以下のサイトは順位の動きが激しい。名前をよく知られているサイトもそのいくつかを見受けることができるが、やはり上位3位サイトと比べると汎用性や知名度の点で今ひとつ欠けるところがある。

先日【クレディセゾン(8253)】永久不滅.comでネット通販の参入を始めるなど、ネット通販は流通システムのひとつとして欠かせないものという認識が広まりつつあるのは確か。その一方で、「一度使ったら継続利用したほうが便利でお得」「人気の高いところに多くの品物が集まり便利になる」というポジティブスパイラル現象が続くことから、3社の寡占状態はここしばらくの間続くものと思われる。

これから参入する企業にしてみれば、これら3強に対抗するだけの準備と自信と力を持った上でオープンするか、あるいは独自性・個性を狙った「ニッチターゲット」に的をしぼる道を選ぶのが無難なようだ。


■関連記事:
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【クレディセゾン(8253)が電子モール「永久不滅.com」を開店、楽天市場・ヤフーショッピングに続く勢力となるか?】


(最終更新:2013/09/15)

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