かわいい猫写真を撮るために……デジカメでの写真撮影テクニック
2006年10月13日 12:30
【IT media】のデジタルカメラの撮影テクニックコラムで、【ペットと個性の関係】と称し、猫の撮影方法に関する説明が行われていた。単にデジタルカメラを使う際の一般テクニックに留まらず、「猫」という被写体を対象にするときの留意点が事細かに書かれており、参考になることが多いのでここで当方(不破)の体験談も絡めて紹介することにしよう。
スポンサードリンク
小動物をはじめとするペット好き、特に猫好きな人は自分の「愛猫」を自分自身でかわいがることに留まらず、写真に撮っていつでも手元においておいたり、さらには第三者に見せて自慢をしたくなる。「ねこかわいがり」という言葉がそのまま当てはまる、そんな心境を分かる人も多いだろう。
デジカメの普及(デジカメ機能付のケータイ)はさらにそんな猫好きな人の欲求を満たしてくれるようになった。銀板カメラより気軽に、それこそコピーをとるかのように写真を写しその場で液晶画面にて確認し、データとして保存。必要ならばパソコンに転送したりプリントアウト。そして自分のパソコンの壁紙にしてにやにやと楽しんだり、アップローダーに投稿して自慢することすらできるようになった。
また、猫を自分で飼っていなくとも、かわいい猫の姿を見たら思わず写真に撮りたくなるし、ネット上で見つけたら右クリックで保存したくなるもの。自分のハードディスクのデータフォルダに「猫専用」のフォルダがある人も多いはずだ。
だが動物の写真では静物や商品写真とは別のコツが必要となる。そのコツは何もプロのテクニックと経験を必要とするものではなく、知識として知っていればあとは何度と無くこなしていくうちに習得できるレベルのもの。それは写真家云々という問題ではなく、「動物と接する時の対処法」という、いわば「ペットを飼うときのルール」に近いものがある。その意味でも興味深い。
自分がたとえ猫を飼っていない身分でも、猫写真は撮るだけで嬉しいし、それを保存し眺めるだけで「にやにや」「むふーっ」という気分になれる。その写真が単なるぴんぼけだったり変な構図であるよりは、きちんとした構図、猫たちの表情がきちんと映し出されたものならその方が記録する価値も高まる。ましてや写真越しに「にゃあ」という彼らの声が聴こえてくるようなものなら、悶絶してしまうこと必至だろう。そんな写真が個人で撮れるのなら、素晴らしいことだ。
今回掲載されている記事では「家猫」「野良猫・人間になれている場合」「野良猫・人間になれていない猫の場合」に大別して撮り方の注意点を列挙している。またそれとは別に「猫」という対象を撮る際の注意点もいくつか説明している。単純なことや、「言われてみれば」というコロンブスの卵的な話が多いが、こうしてまとめられると分かりやすい。
また最終ページにある「猫の個性を映し出す」テクニックは非常に分かりやすく面白く、そして参考になる説明として特に読んでほしい。単なる自己満足としての「猫写真」なら別に「俺自身がこいつの個性を知っているから十分」ということで問題ない。ただ、他人に自慢したいという思いがほんのひとかけらでもあるのなら、ぜひ熟読して習得してほしいものだ。猫写真サイトや猫写真集にあるような「猫たちの鳴き声やしぐさが手に取るように分かる」写真を撮ることができる……ようになるかもしれない。
(最終更新:2013/09/16)
スポンサードリンク
ツイート