焼きいもパン試食レポート

2006年10月13日 19:30

焼きいもパンイメージGarbage Shot」第四十一回。今回は【フジパン】の新製品、「焼きいもパン」を紹介。食欲の秋にちなんでこの時期にはさまざまな新商品がパン部門でも発売されるのだが、奇をてらったものが多く味もイマイチで半年も経たずに消えてしまうものが多い。その点この「焼きいもパン」はその成分上期間限定になるかもしれないが、味の上では及第点以上のポイントを付与できるだけのモノを持っている。

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「焼きいもパン」は秋の食べ物といえば欠かせない「サツマイモによる焼きいも」をイメージしたパン。パッケージにも真っ赤にそまったもみじと共に、真っ二つに割って中からほくほくと湯気が出てきそうな焼きいもが描かれていた。ちなみに同時期に同じく秋の風物である甘栗をテーマにした「甘栗のパン」も発売されたので、せっかくだからパッケージは両方とも撮影。

フジパンの「焼きいもパン」(左)と「甘栗のパン」(右)
フジパンの「焼きいもパン」(左)と「甘栗のパン」(右)

なぜか「焼きいもパン」の方だけ「電子レンジで~」の注意書きシールが貼られているのが気になる。ともあれ、袋からパンを出してみる。

袋から出した「焼きいもパン」
袋から出した「焼きいもパン」。本物の焼きいものように、下半分が新聞紙で作った袋を模したものでカバーされているのが味わい深い。

袋を開けたとたん、サツマイモ独特のふわっとした甘みが鼻をくすぐる。うは、これはやられた。焼き芋やスウィートポテトが好きな人ならこの時点でノックダウンだろう。何とか当方はノックダウンされずに立ち直り、撮影を続行。包丁で二つに切ってみることに。

「焼きいもパン」の断面図
「焼きいもパン」の断面図。パン内部にみえる黄色い部分が「さつまいもあん」。

中央に見える「さつまいもあん」はスウィートポテトのようで思わずすくってみたくなるがここは我慢。このまま食べても良いのだが、せっかくだからシールにあるとおり、電子レンジで20秒ほど温めてから試食。

ひとくち口にすると、袋を切った時の「さつまいもの甘さ」がますます強く鼻腔をくすぐり、自分の味覚をつかさどる感覚が美味だと訴えかけてくる。さつまいもとパンをそのまま一緒に食べたら両方とも炭水化物のかたまりのようなもので味がマッチするどころかけんかをしかねない。

が、練り状にして「さつまいもあん」に加工してからパンにおさめることにより、 仲直りをするどころか仲良く味覚中枢をつつきまくる。電子レンジでの加熱はパンのふんわり感を出すと共に、あんの適度な柔らかさ、そして何よりも「さつまいもだよっ」という甘味を味・香りともに強調させるのに一役買っているのだろう。

【公式サイト】に詳細が出ているが、いわく「芋あんを包み焼き上げた、まるで焼きいものようなパンです」との説明の通り。サツマイモそのものはもちろん、さつまいもで作ったスイーツが好きな人にも是非トライして欲しい菓子パンだ。商品の性質上、冬になるまでに生産が終了すると思われるので、欲しい人はお早めに。

……ちなみに同時に買った「甘栗のパン」の方もそれなりに期待してみたのだが、「栗」を表現するのが今ひとつだったようで、単なるアンパンだった(笑)。まぁこれはこれで美味しいのだが、あえて取り上げるほどではないので今回は写真1点、共演という形でのみご出場願っておしまい。もちろん美味しくいただいたことはいうまでもない。


(最終更新:2013/09/16)

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