十月十日は「萌え」の日!
2006年10月09日 23:59
開設間もない当サイトでいきなり話題を呼び世間を騒がせた(?)「十月十日」こと「萌えの日」が今年もいよいよ近づいてきた。元来東京オリンピックの開会式が昭和39年10月10日だったからということから制定された「体育の日」(今では法律改正により10月の第2月曜日、今年は10月9日)を差し置いていかがなものか、という気がしなくもないが、ここ一年間でさらに「萌えの日」としてのイメージも定着したようである(!?)。
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10月10日は他にも「10 10」を横にすると目と眉の形になることから「目の愛護デー」、「銭湯」→「せんとう」→「千十」→「1010」から「銭湯の日」など、様々な「記念日」でもある。果たしてこれらのライバル記念日名称と比較して「萌えの日」はメジャーになったのか、インターネット上のデータ数という第三者的な観測値でチェックしてみることにしよう。
利用した検索エンジンは、当サイトの計測データで利用トップ3を行く「Google」「Yahoo!Japan」「goo」。それぞれについて「萌えの日」とライバルの「体育の日」「目の愛護デー」「銭湯の日」の検索ページ数を比較してみた。
Yahoo!Japan | goo | ||
萌えの日 | 3万2600 | 4370 | 2250 |
体育の日 | 100万 | 154万 | 6万9300 |
目の愛護デー | 2万6800 | 9万1700 | 2140 |
銭湯の日 | 9770 | 8690 | 719 |
以上の検索結果から次のことがうかがえる。
・ネット内知名度順は「体育の日」「萌えの日」「目の愛護デー」「銭湯の日」である。
・「体育の日」は国民の祝日でもあるだけに知名度がケタ違いに高い。
・「萌えの日」はYahoo!Japanにはあまり好かれていないらしい。
ここ一年の間に「萌え銘柄」としてセクター化されるほど「萌え」に関する銘柄の株価が連動して上下したり、「萌え」と他の「文化」が連結する形で紹介されるなど、さまざまに「萌え」の概念が(一部は誤解、曲解されながらも)普及しつつある。試しに『アマゾンジャパンで「萌え」を検索キーワードとして検索』すると、山ほど関連商品が出てくる。
また、日本文化を象徴する重要キーワードとしてアメリカをはじめとする海外でも「萌え」の言葉は広まっている。試しに【アメリカのヤフーで「moe」と検索すると】同名のアーティストや東南アジアの学校と共に、さまざまな「海外における萌え文化や解釈」を知りえることができる。社会一般に認知されつつある「萌え」の概念をさらに萌え広がらせる、もとい社会的地位を高めるため、「萌えの日」の認知度向上を目指さねばならないかもしれない。
幸い(?)【文化庁、『新世紀エヴァンゲリオン』『やわらか戦車』『スラムダンク』など日本のメディア芸術100選を発表】【安倍晋三総理、所信表明演説でアニメなどのコンテンツについて言及】【経済産業省、「ゲーム産業戦略~ゲーム産業の発展と未来像~」を公表】などにもあるように、官公庁でも「萌え」概念をはじめとする各種コンテンツの重要性と日本の産業としての育成の必要性を認めつつある。社会的認知の向上という観点では大変プラスとなる動きと思って間違いない。
これからの一年で、上記各検索エンジンにおける「認知度」や社会の受け入れられ方がどのように変化するのか、注意深く見守る必要があるだろう。
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【十月十日は「萌え」の日?!】
(最終更新:2013/09/16)
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