内閣メールマガジンも政権交代、「小泉メルマガ」から「安倍メルマガ」へ?
2006年10月01日 07:30
[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると安倍総理大臣は9月29日の記者会見の中で、小泉前総理大臣が原則として1日2回応じていた記者団へのインタビューを1日1回に減らしたいと改めて述べると共に、タウンミーティングの実施やメルマガの充実を行うことも明らかにした。
スポンサードリンク
小泉前総理は1日2回記者団へのインタビューに答えていたが、安倍総理はこれを1回に減らすと通達。これに対し総理大臣官邸の取材などを担当する内閣記者会ではこれまでどおり2回にすべきだと反論としていた。今回の安倍総理の発言はこれへの回答として述べられたもの。
また、その代わりという意味もあるのだろうが「インターネットでも、わたしが画面に出て、直接、国民に率直に考えを述べるなど国民に語りかける場を増やしていく」と語り、インターネットにおいて総理が登場する場を増やしていくことも示唆している。
一方【小泉内閣メールマガジン、9月21日配信の250号で最終号。いわく「支えてくれて ありがとう」】でも報じたように9月21日の250号配信で最終回を迎えた「小泉内閣メールマガジン」(通称:小泉メルマガ)だが、これについては「内閣の政策を電子メールで伝えるメールマガジンも、さらに充実させて行く」と言及、小泉前総理からメールマガジンを引き継ぎ、「内閣メルマガ」として定着させる意向を明らかにした。「さらに充実」ということから、さらなる趣向も期待できる。
内閣メルマガも政権交代
改めて確認してみると、【メルマガの登録管理ページ】ではいつの間にか「小泉内閣メールマガジン」から「内閣メールマガジン」にタイトルや説明テキストが代わり、小泉前首相のバストアップが表示されたバナーも取り外されている。「小泉首相のメールマガジンとして登録したのに安倍首相のメールマガジンに会員がそのまま引き継がれてもいいのか」という疑問は残るが、調べてみるとタイトルに「小泉首相」とはあるが「小泉政権下における」という記載はない。「首相官邸発行による内閣のメールマガジンであり、発行当時が小泉首相だったのでその名前となっただけの話」という解釈もできなくはないため、微妙なところ。
ともあれ、数百万人あての配信や携帯電話向け配信もできるなど、強固なシステムが構築されたのに「小泉政権が終わったら使われなくなってしまうのか」という、もったいない話だけは避けられそうである。現在の画面では普遍的なシステムとして単に「内閣メルマガ」という表記がされているが、個性を出すためにも小泉前首相の時のように「安倍内閣メルマガ」の表記と専用バナーを設けて欲しいものである。
「安倍内閣メールマガジン(安倍メルマガ)」が小泉メルマガとどのような共通性、違いを見せてくれるのか、今後の進展に期待したいところだ。
スポンサードリンク
ツイート