今回引き渡されるF-22はアラスカにあるElmendorf空軍基地で第90・第525航空中隊を構成するもので、早ければ来年の8月に航空隊としての準備が整うという。一方幕僚長司令官のT.Michael Moseley氏はF-22による航空隊が2008年1月までには整備されればよいと望んでいる。また、F-22による航空隊の設置のためにすでに2億9000万ドルが用意され、2011年までにはすべての整備が整う計画。少なくとも2007年秋までには第90航空中隊分の基本支援施設が整う予定。

F-22はロッキード社の発表によれば「落下中の目標物26個に対してすべてに命中弾を与えるのに成功」「空中戦では140勝0敗の成績」「稼働率97％という高度運用性」などの試験結果を得た高性能機。

しかし開発に時間と金がかかり、1機あたりの単価が1.2億から1.5億ドルとされるなど、量的な面での問題も抱えている。むしろ他国との共同開発で安価に抑えられたF-35(4000万ドル前後)の装備までの場つなぎ的機体と見る向きもあるほど。

技術漏えいの問題からアメリカ以外の国で使用される可能性はほとんどない。日本人にとってF-22は映像の中だけで見ることになるだろう。

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(C)Air Force Times

(最終更新:2013/08/25)