電撃シリーズから「大人のための」任天堂専門誌、「DENGEKI DS Style」10月13日発売
2006年10月08日 06:00
色々な意味で専門誌らしい専門誌の創りの冊子を世に送り出す電撃シリーズから、「大人のための」【任天堂(7974)】専門誌である『DENGEKI DS Style』が10月13日に発売される。定価500円(税込)(【発表リリース、PDF】)。
スポンサードリンク
すでに電撃シリーズの任天堂向け冊子としては「デンゲキニンテンドーDS」が知られているが、今回新発売となる「DENGEKI DS Style」は対象年齢層が多少上の世代、すなわち「大人」向けの任天堂関連、正確には「ニンテンドーDS」の専門誌。【冊子紹介ページ】によれば「ちょっと大人の視点」で、DSタイトルをピックアップするという。それは上記PDFファイル(業界向けリリース)の表記にある、「本来もっともゲームを遊ぶ層である高校生から大学生、20代社会人をメインターゲットにした」という言い回しからも容易に判断できよう。
DSはもちろん他のハード同様に携帯ゲーム機に違いはないが、普及率の高さや対象年齢層の幅広さから、過去のファミリーコンピュータ以上に「国民機」と表現できるほど多くの人たちに受け入れられている現状がある。よく「ライトユーザー」と表現される、ゲームになじみのあまりない層にここまで浸透したゲーム機も珍しい。今回「大人向け」として「DENGEKI DS Style」のような冊子が登場しえたのも、ニンテンドーDSならではのことであろう。
創刊号では【スクウェア・エニックス(9684)】特集として同社のさまざまな新作を50ページにわたって紹介していくというビック企画が用意されている。また、発売直前の『TALES OF THE TEMPEST PREMIUM GUIDE』や編集部が独自に選んだタイトルの掲載など、電撃シリーズならではのコーナーも目白押し。そして任天堂の据え置き型家庭用ゲーム機「Wii」の解説記事も掲載されるなど、将来的にはWiiに興味のある「大人」をも取り込んでしまおうという意図が見えて取れる。
「DENGEKI DS Style」は増刊扱いで販売されるので、月刊誌ペースで発売されるわけではない。今後も不定期刊として世に送り出され、頃合を見て月刊誌などの定期発刊誌にスライドされるのだろう。
一時期のゲーム専門誌の繁栄期・バブル期を経て衰退期を経験し、ずいぶん冊子数が整理統合されたゲーム業界紙だが、最近は任天堂のハードが幅広い年齢層をうまく取り込んでいるため、増刊の形でちらほらと新しいスタイルのゲーム情報誌が見受けられるようになった。「DENGEKI DS Style」もそのような新世代のゲーム情報誌のひとつとして登場する。まだ発売前なので内容に関する言及は出来ないが、やる気を出したらとことん追求を続け濃いモノを送り出すことにはどこの他社にも負けない電撃シリーズの冊子なだけに、期待していないと言ったらウソになる。発売日が楽しみだ。
(最終更新:2013/09/02)
スポンサードリンク
ツイート