あおぞら銀行(8304)、売り出し仮条件は550円から610円に決定。最大4066億円の調達へ

2006年10月26日 07:30

株式イメージ【おあぞら銀行の再上場11月14日に決定、今年最大の上場規模へ】でも報じたように11月14日に上場することが決定した【あおぞら銀行(8304)】の売り出し仮条件が550円から610円に決定したことが10月25日に発表された(【発表リリース】)。上限価格で確定すれば約4066億円の市場からの資金調達となる。当初目論見書に記載されていた想定売り出し価格は590円。

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約4066億円(国内売り出し分3億3869万5000株、国外売り出し分2億7711万4000株、追加売り出し分5080万4000株に6100円を乗じる)という市場調達価格は、1998年に2兆円規模で上場した【NTTドコモ(9437)】以来最大の規模。一方、経営破たんをした長期信用銀行の経営再建を経ての再上場では、【新生銀行(8303)】【東京スター銀行(8384)】に続き3行目となる。

上場を果たすことが100%イコール健全化かという判断には賛否両論もあるが、少なくとも上場基準を満たすまでに上記銀行らが経営を立て直したことには間違いは無い。大手銀行が公的資金を返却したという報道も相次いでいるのとあわせ、前世紀末から続く金融危機は「少なくとも大手金融機関の間では」脱しつつあると見てよいだろう。

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