これは数年に一度実施される調査によるもので今年は8月に20歳以上の男女3000人を対象に実施、1848人から得られた回答で解析されたもの。それによると、運動不足を感じるか否かという質問については「大いに感じる」26.7％、「ある程度感じる」41.0％であわせると67.6％に達したという。年代別では30歳代が80.7％でもっとも多く、40歳代の78.9％がそれに続いた。

自分が肥満と思うかについては「大いに感じる」が14.0％、「ある程度感じる」が29.4％で43.4％。年代別では40歳台が57.0％でもっとも多かった。

一方、週一回以上運動やスポーツをする人の割合や、スポーツの国際大会で日本人の活躍に関心がある人の割合、選手への公的支援が必要だと考える人の割合も増加している。これについては

というパターンなのではないかと分析している。メタボリックシンドロームへの警告をうながすには、スポーツの世界大会で日本選手ががんばらないようになればよいという、かなり皮肉な結果が出たわけだ(笑)。

もちろん日本選手が大活躍していれば「すごいな日本選手」「あれだけスリムだから運動もよくできるんだろうな」「で、自分はどうよ?」(以下略)ということにもなるのかもしれない。少なくとも多くの日本スポーツ選手が世界大会に出場し、メディアで紹介される必要はありそう。

なおこの内閣府の調査結果データは、内閣府が土日は休みで更新が行われないため、各メディアの報道を参照している。月曜以降に公式サイトで発表がされれば、あらためて当方でも精査するかもしれない。