ゲームソフトランキング更新、定番2タイトルが上位をキープ

2006年10月29日 12:30

メディアクリエイトが発表した2006年10月16日~10月22日の週間ソフト・ハードセルスルーランキングによれば、今週もトップには『ポケモン』最新作『ポケットモンスター ダイヤモンド』がついた。新作の勢いがイマイチだと定番タイトルが上位を占めるのは世の常だが、同時期に発売されている「パール」と比べ今回トップの「ダイヤモンド」は5割り増し近い売上の違いがある。これは新規購入ユーザーが「まず『ポケモン』を」と1本だけ購入した際、最新作の2本のうち「よりゴージャズそうに見えるものを」ということで「ダイヤモンド」を選んだことによる結果と思われる。つまりそれだけ新規ユーザーが多い(相対的に)ということなのだろう。

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第二位には同じく『ポケモン』最新作の『【ポケットモンスター パール』が。常に「ダイヤモンド」に先行され日陰な立場っぽい感じがする「パール」だが、逆に考えてみれば「ダイヤモンド」が売れれば「パール」も売れる、という状況に違いもないということ。別に「パール」が劣っているわけで何でもないので、これから購入を考えている人は御安心を。

第三位には新作の『キャプテン翼』が。「キャプ翼」ファンオススメのタイトルということだが、実際にプレイした感想をのぞいてみると、どうも賛否両論な出来らしい。どちらが正しいかは次週以降のセールス動向で明らかになることだろう。

第四位は「ポケモン」の最新作発売と同時期にリリースされた『財団法人日本漢字能力検定協会 公認 漢検DS』が。一連の「頭脳系」の流れを汲むDSゲームなのだが、「漢字検定」のテスト勉強に使えるという実務性と、漢字の書き順を学べるという身近さが受けているようだ。考え直してみれば、自分が普段何気なく書いている漢字で、「本当に書き順が正しい」と胸を張っていえるものがどれだけあるだろうか。自信がない人は要注意なタイトルかもしれない。

今回はやや新作の勢力にパワーが欠けるところがあった。なおコメント上は原則的に上位4位までを紹介するのが常なのだが、今計測週で第五位の『激闘!カスタムロボ』が少々気になるのでここでマーキングしておく。初週セールスが3.5万本ほとど任天堂タイトルとしては「まぁまぁ」のレベルなのだが、グラフィックに一部好き嫌いが分かれるところをのぞけば、かなりの好印象をもたれているのが注目に値する。今後トップテンに入ることも難しいかもしれないが、このような「実際に遊んだ人が面白いと感じている」タイトルが息の長い良作たる要素を持つのだろう。


(最終更新:2013/08/17)

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