あおぞら銀行、11月にも再上場へ

2006年10月04日 12:30

株式イメージ【NIKKEI NeT】によると【あおぞら銀行】【東京証券取引所】一部に株式を再上場する方向で最終調整に入ったことが10月3日までに明らかになった。【金融庁】との調整を経て、11月にも上場する考え。似たような立場の銀行ではすでに【新生銀行(8303)】(旧日本長期信用銀行)が2004年に再上場を果たしており、前世紀末の金融破たん関連の銀行などの再生は最終局面を迎えた形となる。

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あおぞら銀行は前身の日本債券信用銀行が1998年に経営破たん。その後アメリカの投資ファンドなどが株式を取得して再建を進めていた。再上場については金融庁との協議に入っており、調整がつき次第準備を本格化する。主要株主のサーベラス、【オリックス(8591)】【東京海上日動火災保険(8766)】も上場について合意済み。

一度破綻しているとはいえ、地盤がしっかりとした大手銀行(何しろいきなりの東証一部上場なのだ)であるだけに、「堅い」銘柄の上場として注目を集めることだろう。公募枚数が多いことも予想されIT・新興銘柄と比べれば跳ね上がりの可能性は低いが、逆にしっかりとした値動きが好感されるとも考えられる。

また、かなりの大型上場となるため、同時期に上場するであろう企業は資金がそちらに吸い取れるのではないかと気が気ではないに違いない(笑)。まるで家庭用ゲーム機のビックタイトルの発売時期の決定事情のような様相ではあるが、ともあれ今後の進展に注目したいところだ。

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