日本レコード協会、音楽配信チャートを発表、最多ダウンロードは「恋のマイアヒ」
2006年09月21日 07:00
【日本レコード協会】は9月20日、音楽を携帯電話やパソコン、携帯オーディオ機器などにダウンロードして楽しむ「音楽配信」についてはじめてのランキングを公表した(【リリースページ】)。それによると「空耳的フラッシュ」で一躍人気となった旧ソビエト出身のボーカルグループによるオゾンの「恋のマイアヒ」が唯一400万回を超えるダウンロード数を記録し、トップの座に輝いた。
スポンサードリンク
音楽配信は2006年1月から6月までの半年間における売り上げが、CD生産額の15%に相当する約247億円にのぼるなど、音楽業界にとって新たな市場・収益源として注目されると同時に、ユーザーには音楽の楽しみ方の選択肢の一つとして認識されつつある。日本レコード協会では加盟する42社について、携帯電話の着信メロディー(着メロ)をはじめた7年前から現在までの人気ランキングについて今回集計をはじめて行い、今回の結果を明らかにした。
上位5位は次の通り。1位の「恋のマイアヒ」は400万回以上、2位から5位(具体的順位は公開されず)は200万回以上のダウンロード数を記録している。
1位(400万回以上)
『恋のマイアヒ』(オゾン、2004/9/22、エイベックス・エンタテインメント)
2位から5位(200万回以上)
『Story』(AI、2005/4/18、ユニバーサル ミュージック)
『花』(ORANGE RANGE、2004/10/20、ソニー・ミュージックレコーズ)
『恋のつぼみ』(倖田來未、2006/5/16、エイベックス・エンタテインメント)
『粉雪』(レミオロメン、2005/11/1、ビクターエンタテインメント)
※カッコ内は順にアーティスト名、配信開始日、発売会社名
日本レコード協会では、音楽配信はさらに増えることが予想されるとして、これから毎月一度、最新のランキングを公表することにするという。
着メロは携帯ユーザー・携帯音楽プレイヤーユーザーにとってはもっとも身近な「音を愉しむ道具」に他ならない。身近な存在の人気動向がCDや音楽の流行り廃りの動向と大きく関係があることは誰も否定しようがない。今後ますます着メロの人気動向に注目が集まることだろう。
(最終更新:2013/09/16)
スポンサードリンク
ツイート