牛丼復活の影でひとつのさみしい動き、豚丼の「吉ブーさよなら物語」が公開中

2006年09月14日 06:30

吉ブーイメージ先に【吉野家(9861)、9月18日の牛丼100万食限定復活を正式発表。「牛丼復活祭」として開催】でも報じたようにアメリカ産牛肉の輸入再開に伴い【吉野家(9861)】でメイン商品たる牛丼が9月18日以降久々に復活するが、それに伴いひとつの引退劇が展開している。牛丼の代替品として登場し新しい固定ファンを根付かせた豚肉による丼飯こと「豚丼」が、牛丼の復活に伴い引退する可能性が出てきた。

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豚丼の専門サイト【吉ブーWeb店】ではストーリー仕立てによるFlashでの、牛丼復活関連の哀愁ただようお知らせムービーが展開されている。現在は「GYUちゃんカムバック」に続く第二話「うれしくて、さみしくて」が展開中。牛丼復活の9月18日からは第三話にして最終話、「ありがとうパーティー」が掲載される予定。

GYUちゃんこと牛丼復活に沸く店内からの声を聞き、しょぼーんとなる吉ブー
GYUちゃんこと牛丼復活に沸く店内からの声を聞き、しょぼーんとなる吉ブー

吉ブーWeb店を見るとメニューに「限定メニュー」と称し、牛丼復活に伴い「吉ブーメモリアルBOOX(ブーオックス)」を抽選で100名にプレゼントするというキャンペーンが9月18日から開始される告知が行われている。そこには「さよならメールで」という表現が使われており、豚丼そのものがメニューとして終了するのはほぼ間違いないようだ。

元々牛丼屋なだけに豚肉を使用した豚丼はメインメニューとしてはマッチせず、牛丼が復活した以上代替品たる豚丼は「お役目ご苦労様でした」となるのは仕方ないところ。とはいえ独自の味わいから多くの新たなファンを獲得した豚丼をこのまま終了させるのは惜しい気もする。サイドメニューなり、毎年何回かに期間限定で販売するマクドナルドの月見バーガーのような扱いをするなりし、「吉ブー」を吉野家の一員としてとどまらせることはできないものだろうか。

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