ネット専業証券会社、コールセンターの充実・拡大相次ぐ
2006年09月13日 06:30
【NIKKEi NeT】によると【カブドットコム証券(8703)】や【マネックス証券(8698)】などインターネット専業証券がコールセンター(電話応対によるお客からの相談受付窓口)を相次いで強化している。株式投資の初心者を中心に顧客が広がり、電話による株取引やネット上での操作方法、投資信託など、従来はあまり無かった分野での問い合わせも増えているためだという。ネット証券側でもライバル会社と差をつけるため、サポート部門での強化も競争が激化しそう。
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カブドットコム証券は9月11日から、コールセンターの営業時間(午前8時から午後5時まで)を延長し、午後11時までにした。これは同社が9月15日から独自に私設取引システム(PTS)を活用した夜間取引市場を開設するのにあわせて対応時間を延長したもの。
今後夜間取引を行う証券会社が増加するにつれ、当然のことながらコールセンターの営業時間を延長する証券会社は増えてくるだろう。特に【SBIイー・トレード証券】などの連合体による夜間取引では午前0時以降も対応する可能性も高く、この場合はコールセンターの対応時間も深夜にまで及ぶよう変更されるはずだ。
今後ネット証券ではコールセンターのサービスをいかに充実するかが、激化する競争に勝ち抜く重要な要素になる、のかもしれない。
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