バランス栄養食を三分の二が購入、週一日以上は三割近くにのぼる

2006年09月03日 10:00

カロリーメイトイメージ【インフォプラント】が8月29日に発表した調査結果によると、バランス栄養食を購入している人は66.4%にのぼり、そのうち週一日以上は26.7%と約四分の一に達していることが明らかになった(【発表リリース、PDF】)。iモードの公式サイト上のリサーチで、5958人の有効回答を元にしたデータ。

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「バランス栄養食」とは機能食品の一種で、三大栄養素といわれているたんぱく質や脂質、糖質をはじめとした各種栄養素をバランスよく含み、手軽に食べられるように加工されたもので、錠剤やゼリー、菓子類などの形で販売されている。カロリーメイトなどブロック型のものが良い例。効率よく栄養素の補充ができるため、時間がない時の食事代わりに食される他、ダイエットや非常食としても用いられる。

そのバランス栄養食を継続的に購入している人は全体の66.4%と全体の三分の二を占め、日常生活にバランス栄養食が浸透しているのが分かる。男女年令別ではとくに19歳以下の男性の比率が高く、46.6%とほぼ半数が週一回以上購入していた。また、年令が上がるにつれて購入比率が低くなっていく傾向がある。原型をまったく留めていない加工食品というだけでなく、色々な栄養が詰まっているという形状には何らかの抵抗があるのかもしれない。

一か月あたりの購入代金は100円から300円がもっとも多く33.3%、ついで300円から500円が19.9%となり、100円未満の13.2%とあわせると6割を超える人が月500円以下という結果が出ている。単価を考慮すると、それほどの量は購入していないことが分かるる

購入場所(複数回答)についてはドラッグストアがもっとも多く62.0%。それにコンビニの57.6%、スーパーマーケットの35.5%が続く。ドラッグストアで山積みにされているバランス栄養食が目に付くと、つい買ってしまうということなのだろうか。それを裏付ける結果が「どこから情報を入手するか」という問いの答えにも出ている。こちらは店頭で、と応えたのが60.0%ともっとも多く、テレビが56.8%、雑誌が32.2%と続いている。パソコンや携帯上での情報や口コミを購入動機とする人は意外に少ないことがうかがえる。

バランス栄養食の情報入手元
バランス栄養食の情報入手元

少なくともバランス栄養食の分野においては、「多くの人が身近に感じて実際に食している」「店頭での陳列商品を見ての衝動買い、あるいはテレビや雑誌などによる記事・紹介番組などに触発されて購入する」という、直近では寒天ブームにもあったように受動型の購入意識触発によるものが大勢を占めていることが推測される。そのことは今調査が「携帯電話上の調査による結果」という点でも興味深い。またそれは同時に、今後携帯・パソコン上の情報展開における分野で、今後躍進する可能性を秘めているということでもあるのだろう。

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