NY株式市場が一時終値過去最高値を更新、1万1728.46ドルをつける
2006年09月29日 07:00
【Mainichi INTERACTIVE】などが報じたところによると9月28日のニューヨーク株式市場は、アメリカの景気先行きに対する安心感が広まり買いが先行、ダウ工業株30種平均は一時、前日終値比で35.62ドル高の1万1724.86ドルと、2000年1月14日に記録した終値ベースの最高値である1万1722.98ドルを6年8か月ぶりに更新した。なお取引中の最高値は2000年1月14日の1万1750.28ドル(【過去6か月のダウチャート】)。
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これは原油価格がとりあえず下落傾向にあり、景気の停滞不安がひと段落したこと、物価上昇の落ち着きで利上げ観測も後退していることなど、投資家心理への好印象要素が相次いだことが相場の引き上げに寄与していると思われる。また住宅指数が堅調だったこともプラス要因となったようだ。
9月28日のニューヨーク株式市場ダウ工業株30種平均の値動き。場の開場直後に最高値をつけた後、利益確定売りが出たものの、その後反発。最高値に近づく形で場を終えている。
最高値をつけたあとはさすがに利益確定売りが出て前日比でマイナスまで落ち込んだがその後再び買いが先行。さらに買い進まれ寄り付きの高値をさらに更新する形で1万1728.46ドルの高値をつけ、終値ベースでは前日比29.21ドル高の1万1718.45ドルで場を終えている。
今朝までのこのニューヨーク株式市場の動向を「さらなる株価上昇のきっかけ」と捕らえるのか、それとも「天井感」と捕らえるのか、どちらの思惑が大きいかによって、本日の東京株式市場の動きも相当左右されることだろう。
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