ミニストップ(9946)、割りばしの一部有料化スタート

2006年09月20日 06:30

木づかい運動イメージ【ミニストップ(9946)】では9月19日から、お弁当などを購入する際に無料でつけている割りばしの一部有料化をスタートした。これまでどおり中国産の割りばしを無料提供するが、希望があれば日本国産の割りばしを1ぜん5円で提供する。コンビニ大手が限定的ながらも割りばしを有料化するのは今件がはじめてとなる(【発表リリース、PDF】)。

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木づかい運動イメージこの国産割りばしは奈良県のヒノキ製。木材加工の際に生じる余った端材を有効利用している。包装紙には「『5円の木づかい』が地球温暖化防止につながります!」というキャッチコピーが踊り、お弁当売り場の脇などに並べられる。

「国産廃材(間伐林など)を用いた割りばしの利用」を推奨する「5円の木づかい運動」は6月から試験的に5店舗で実施していたが、今回全国店舗へ展開することになった。なおミニストップではフランチャイズ・チェーンという経営スタイルをとっている。この割りばしを導入するかどうかは「推奨」にとどめているため、各店舗での判断にまかせることになっている。ちなみに仕入れ値は中国産割りばしは約1円、日本産は4円80銭ほどだという。

すでに報じているように中国では森林保護を理由に割りばしの生産を制限し、将来的には輸出の禁止を決定している。これに伴いこれまで中国産の割りばしに頼っていた外食・コンビニ業界などでは新たな割りばしの調達ルートの確保に頭をかかえている状況が続いている。

今回のミニストップの動きも、それに伴うもので、今後似たような運動が他のコンビニチェーンでも実施されることだろう。


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