【10/14更新】コナミ(9766)、マネックス証券やドリムーバイザードットコムの協力でニンテンドーDS用株式売買シミュレーション『カブトレ!』を12月14日に発売

2006年09月15日 08:00

カブトレ!イメージ【コナミ(9766)】は9月14日、【任天堂(7974)】の携帯ゲーム機ニンテンドーDS用のゲームソフトとして、過去の株価データを用いて株式の売買体験ができるゲームソフト『株式売買トレーナー カブトレ!』を12月14日に発売すると発表した。価格は4179円(税込)。ソフト制作では【マネックス証券(8698)】が、ニュース提供では【ドリームバイザー・ドット・コム(3772)】が協力する(【発表リリース】)。

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『株式売買トレーナー カブトレ!』は2001年1月から2005年12月までの東京証券取引所第一部、東証マザーズ銘柄の株価データや「会社四季報」(東洋経済新報社)、ドリームバイザードットコムの株式ニュースなどの実データを搭載した、株式売買シミュレーションゲーム。無作為に選ばれる日からゲームを始め、実際に起きた出来事を参考に株式の売買を行うことになる。プレイヤーは擬似売買を体験しながら、株式売買の知識やノウハウを学ぶことができる。

『株式売買トレーナー カブトレ!』の最大の特徴は独自のスクリーニング機能(銘柄の選択機能)にある。このスクリーニング機能はDSのタッチペンを用いるもので、「ユーザーがイメージする形の株価チャートを一筆書きでタッチペンを使って画面上に描くと、そのイメージに近い値動きをしている銘柄を自動的に検出する」というもの。リリースいわく、「株式売買の初心者にとって、財務諸表や経営指標などの数字データを用いずに銘柄選びができる新技術」と誇っている。

『株式売買トレーナー カブトレ!』
『株式売買トレーナー カブトレ!』ゲーム画面(イメージ)

ゲームの仕様については残念ながら現在これ以上の発表は無い。公開されているゲーム画面を見ると板情報や時刻表示があり、セミリアルタイムのやり取りができるのではという可能性が考えられる。仮想取引の株式売買ゲームではこれまでウェブ上のサービスとして多数のサイトで提供されているが、たいていが1日1取引で限定されており、リアルタイムで板情報が展開するものは見受けられない。

今回の『株式売買トレーナー カブトレ!』が写真によるもの通りの機能を持つのなら、画期的なシミュレーションゲームとして期待が持てる。特にチャートのイメージをタッチペンで入力してスクリーニングする機能はきわめて斬新で面白い。

株式売買をテーマにしたゲームといえば、サブ要素としての存在なら『A列車で行こうIII』をはじめとした各種経営シミュレーションゲームで見受けられる。しかしメインテーマとして取り上げられているものとすれば、少なくとも日本国内のゲームといえばファミコン時代の『松本亨の株式必勝学(I、II)』(イマジニア)が記憶にある程度(『I』は1988年に発売)。また、当時の時代背景や事件をたくみに盛り込んだシミュレーションゲームとしては、【コーエー(9654)】の航空会社経営シミュレーション『エアーマネジメント』シリーズなどが挙げられる。

DSには無線LANを用いての通信機能も用意されている。この機能を併用すれば「将来は現実のデータをリアルタイムで受け取りながら、バーチャル株式売買シミュレーションも可能ではないか」……という想い胸に秘めつつ、『株式売買トレーナー カブトレ!』の登場に期待する人も多いのではないだろうか。


(最終更新:2013/09/16)

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