【更新】東邦ガス(9533)も安全対策無き機器を大規模下取り実施へ

2006年09月09日 08:00

時節イメージ[YOMIURI ONLINE]によると【東邦ガス(9533)】は9月8日、ガス機器の安全対策の一環として、ガス供給先に設置されている不完全燃焼防止装置のない風呂がまや湯沸かし器を、今後3年間で最大30億円かけて下取りすると発表した。

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これはプレス向けに配られた、公式サイトにて公開された[今後の安全強化策について]の詳細によるもので、風呂がまは7万1000台、湯沸かし器は8万6000台が対象となる。東邦ガスは、契約先215万戸のうち15万2000戸で、少なくともどちらか一方が設置されていると推定している。下取りは協力店を通じた買い替えを前提に行う。

下取り額は両方とも1台数万円程度。取り外しだけを希望された場合、無償での引き取りも検討する。具体的には10月以降ダイレクトメールを送った上で、社員が電話や直接訪問を行い取り替えを進める。

ガス会社による大規模な下取り計画についてはすでに【東京ガス(9531)が旧式の風呂がまなどを100億円かけて下取り】でも報じたように、【東京ガス(9531)】が安全対策の一環として発表している。やはり大規模な回収と取替えを行うことで、不安を払しょくし、家庭のガス離れを防ぐ考えがある。

東京ガスの事例と比較すると「下取り」「3年間」「概要のみ公式サイトで発表し詳細はプレイ向けリリースのみでお知らせし一般公開しない」など、共通項が妙に多い。大手ガス会社でこのような方針を採ることが決められていたのか、それとも東京ガスに習って他の大手会社も腰を上げたのか。詳しいことはわからない。とはいえ、多額の対策費を用いて安全策を促進するのは評価すべき行動だといえよう。

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