小泉内閣メールマガジン、9月21日配信の250号で最終号。いわく「支えてくれて ありがとう」
2006年09月21日 12:30
小泉純一郎内閣総理大臣の就任後行ったさまざまな施政の中で注目を集めたもののひとつ、小泉内閣によるメールマガジン【小泉内閣メールマガジン】が9月21日の250号の配信をもって終了することとなった。20日の総裁選を受けて自民党総裁の座から退き、来週の首相指名国会で首相を退任することが決定したため。
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小泉内閣メールマガジンは内閣発足後の2か月後にあたる、2001年6月にスタートした、小泉首相をはじめとする内閣スタッフによるメールマガジン。メールマガジンという新しいメディアで自己主張をする初の内閣として注目を集め、一時期は登録者数が200万人を突破した。ピーク後登録者数は徐々に減り続けたがそれでも100万人はゆうに超えているという。また、パソコン向けだけでなく携帯電話向けのものもサービス化された。
最終号で小泉首相は退任にあたっての心境を切々と語り、自作の短歌「ありがとう 支えてくれて ありがとう 激励 協力 只々感謝」で言を結んでいる。
なお250号までのメールマガジン配信総数は約4億5000万通、寄せられた意見や感想は約49万件にのぼったという。
同メールマガジンは「小泉内閣メールマガジン」と首相名を冠したことから「小泉内閣が短期で終わった場合はどうなるのか」という心配もあったが、結局5年間も継続することになった。今後安倍晋三官房長官・自民党総裁が首相に任命された時には「安倍内閣メールマガジン」として存続するのかどうかは不明だが、せっかくここまでシステムを作ったのだから、ぜひ内閣メルマガとして継続してほしいものだ。
あるいはさらに発展させ時節にのる形で、「安倍内閣ブログ」などを立ち上げてみるのはどうだろう。国会議員の多くがブログで語っている昨今、内閣ブログがあってもおかしくはない気もする。
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