「ミニコミ」シリーズでは単行本を丸々一冊ミニサイズ化しお菓子(チューインガム)を付属させて食玩菓子として商品化したもの。サイズも50ミリ×68ミリ×7～10ミリと、通常の食玩よりやや大きめとなる。セガトイズとしては読むための本としてだけでなく、フィギュアのようなコレクションアイテムとしての価値も持たせたい考え。ターゲットは30代から40代の男性とのこと。

ミニコミ第一弾

漫画の内容そのものは復刻本などで手に入れることはさほど難しくない。最近では電車の中やちょっとした時間つぶしにさっと読めるよう、300円前後で読みきり版として編集構成された簡易文庫本も駅の売店やコンビニでよく見かける。「このシリーズがどうしても読みたいからミニコミを買う」という人は少ないだろう。むしろセガトイズ側も言及している、コレクターズアイテムとしての価値が強いものと思われる。

それこそ原版は手に入りにくい、巨匠漫画家らの初期作品などをシリーズ化し表紙もあわせて再現すれば、コレクターズアイテム性は高まるのではないだろうか。たとえば手塚治虫先生の初期作品の「ミニコミ」だったら、全シリーズを即刻そろえたくなるがどうだろう。