初日売買の売買代金は1億6800万円、売買高は15万4205株。メディアなどでおなじみの同社アナリスト山田勉氏によると、三連休をひかえて投資家たちが売買をひかえたのに加え、取引システムそのものが始まったばかりなので様子見の人が多いようだと分析している。

システム負荷の問題はもう少し取引自身が活発にならないとチェックしにくいだろうが、とにかく初日は何のシステム的問題もなく無事に終了したようで、まずはめでたい、といったところだろう。

開始前から懸念されていた「薄商いのため市場操作がしやすくなる」などの問題を残しつつ、夜間取引は無事船出をしたことになる。今後は夜間取引参加企業の数の増加や統廃合、取引時間の延長、株式以外の先物やさらにはアメリカ市場の一部金融商品などの売買も可能として海外市場とのリアルタイム連動が可能となれば、多くの投資家に受け入れられることは間違いない。

もちろん、個人投資家の体力と睡眠不足にも気を使う必要があるだろうが(笑)。