懐かしの北京原人の化石、有力情報を3つに絞り専門委員会を設置して調査
2006年09月29日 12:30
[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]によると人類の進化過程を考察する上で重要な鍵を握っているとされている北京原人の化石について、これを探している中国の専門委員会は9月26日、昨年の7月以降中国内外から107の情報が寄せられ、そのうち3つを有力情報として捜査を継続していくと発表した。
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北京原人の頭蓋骨の化石は北京郊外にある周口店遺跡で1929年に発見。その後、日中戦争の激化を受けて関係者がアメリカへの移送を決定したが、移送途中で行方不明になり、現在でもその消息は不明である。前世紀終わりには日本でもブームを呼び起こし、「北京原人展」が開催され、関連商品や映画などが一世を風靡した。
専門委員会では北京原人の化石に関する3つの有力情報を「移送前に保存されていた北京市の病院で目撃した」「アメリカ軍が駐留していた天津市の病院の地下室で頭蓋骨を埋めた可能性がある箱を目撃した」「東京の皇居の地下室に保管されているとの報道」としている。
輸入農作物の残存農薬の検査体制の強化やガス田開発でのいざこざをきっかけに、国レベルでの日本への嫌がらせが続いている中国。今件でも最後の理由にある皇居云々をきっかけに色々難癖をつけてくる可能性がないとはいえない。十年以上何の音沙汰も無かった北京原人の化石について、急に話を持ち出してくるあたり、最後の説を声高に主張するようになったら注意が必要かもしれない。
ちなみにこの北京原人の関連資料を展示した日本国内での展示会「北京原人展」について、先日当方の書庫から面白い資料が発掘(!?)された。折を見て紹介することにしよう。……もちろん「北京原人の化石」そのものではないので御安心を(笑)。
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