今回の調査は8月25日が「即席ラーメン記念日」(1958年8月25日、[日清食品(2897)]が世界初の即席ラーメン「チキンラーメン」を発売したのに伴うもの)なのに伴い行われたもので、8月25日から31日の一週間に渡って行われ、有効回答数は431件だった。それによると、まず「普段インスタントラーメンをよく食べるか」という問いには、「よく食べる」が15.1％、「時々食べる」が54.3％となり、頻度はともかく積極的にインスタントラーメンを食べる人が7割近くにのぼることが分かった。逆に「あまり食べない」とする人は29.7％「食べたことがない」と答えた人も0.9％いた。

次に、どのような時に食べるかという問いには「昼食」がもっとも多く61.8％。「お腹がすいたとき」が38.2％、「夜食」が20.8％と続き、「気軽に食べられる」インスタント食品としての役割を見事に果たしていることが分かる。

ラーメン好きがこだわり、また個別差も出てくるであろう「何味をもっともよく食べますか」という質問には、「しょうゆ味」が他を抜いてダントツの1位・35.1％の支持を得た。ついで「みそ味」18.7％、「とんこつ味」17.1％、「塩味」16.6％と続くがこの三つはほぼ同一得票と見てよいだろう。また、味にはこだわらず「特にない」とした人も9.1％いた。

気軽に手に入りすぐに食べられる、まさに「即席めん」なインスタントラーメンだが、今回のアンケートのコメントを見てみると味や香り、入れ物、成分について自然な食品に近づけるよう改善を求める声が多い。今後はナチュラルな健康志向ラーメンがニーズとして求められ、それらの声に応えた商品が発売されるのだろう。

(最終更新:2013/09/02)