セブンイレブン(3382)、9月7日までおでん70円セール実施中、つゆの味つけも4種類から6種類に
2006年09月03日 12:30
【セブンイレブン(3382)】ではレジ横商品としては中華まん同様に定番となっているおでんについて、9月1日から9月7日の期間限定で70円セールを実施している(発表ページ)。また、おでんの味のベースとなるつゆについても、これまでの4種類に関西・中国風と東海風の2種類を加え、6種類に増やして地域のニーズにあうようにしている(【リリースページ】)。
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レジ横商品(食品)は香りをただよわせて商品の清算をするお客の鼻腔をくすぐり、「もう一品買っていこうか」というチャームの魔法をお客にかける特徴を持つ必要がある。その点でおでんは中華まんと共にトップスター的な位置づけにあるのは間違いない。
おでんのつゆが6種類に増えたことで、販売する地域の味に即した、鮮度が良い美味しいつゆで味付けされたおでんを楽しめることになる。同じ具材で提供される商品でも、地域独自の味が楽しめるわけだ。今回追加された2地域向けについては、東海風は同地域が店舗を増やしているため、関西・中国風はだしに特徴があるためとのこと。つゆの区分化はシンプルさがセールスポイントのおでんに特徴づけをする良いアイディアといえよう。もちろん、たとえば九州・山口限定の「丸天」(九州のさつま揚げの代表)など地域ごとの限定の具も存在する。
だしの地域性は次の通り。地域別に設けられた工場でそれぞれのつゆを製造している。
北海道 : かつお節+利尻昆布+いわし節
東北・信越 : かつお節+利尻昆布+煮干+宗田鰹節
関東 : かつお節+利尻昆布
東海 : かつお節+利尻昆布+むろ節
関西・中国 : かつお節+真昆布+牛肉だし
九州 : かつお節+利尻昆布+鶏肉だし
また、9月7日までの限定ながら、150円未満の具(大根やたまご、モチいり巾着、焼きちくわ、牛すじ串)を70円で販売し、おでんのスタートダッシュ・セールスを実施している。さらにおでん専用のブログ【おでブロ】を立ち上げて積極的な情報展開を行うなど、「レジ横商品」の主役たるおでんをさらに強力にプッシュするようすがうかがえる。
本来冬場、寒い時に注力されるおでんや中華まんだが、最近では夏場から売りに出すコンビニが増えてきている。元々原価が安く利益率が高いのが一番の理由だが、寒い冬場でもアイスクリームが良く売れるように、夏場にもあたたかいおでんや中華まんが売れるのも時代の流れというところなのだろうか。
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