今回開催される「北海道フェア」は、6月から北海道地区限定で行っていた牛乳を使ったオリジナル商品の販売を全国レベルに拡大するもの。これは元々「ミルクランド北海道キャンペーン」を支援してのものだった。今回全国のチェーン店で販売にあたり、北海道内キャンペーンでは15アイテムだった商品数を45アイテムに拡大する。アイテム数を拡大することで北海道の特産品、特に乳製品を応援しようという意図がさらに強く反映されることになる。

対象商品の具体的な内容は上記リリースに記載されているが、ジャンルを見ても牛乳・乳飲料という直球ストライクなものをはじめデザートや和菓子、焼きたてパン、加工食品、おにぎり・惣菜、菓子類など多種多彩なものが用意されている。

「北海道フェア」商品の一例

「せっかく生産した牛乳が需給バランスの問題で大量に廃棄されている」という残念な話や、夕張市の財政破綻問題など色々大変な状況にある北海道の近況は何度となく報道で報じられている通り。今回のフェアで販売されている商品を買い求めてどれだけ北海道の支えになるかは不明だが、少なくとも意識を高め、今後の行動に反映することは可能だろう。

「体よく宣伝活動にのせられているだけだ」というひねくれた考え方をする人もいるだろうが、こういう話ならあえて「思惑にのる」のも悪くはない。それが「偽善」(本心からではない、うわべだけの善行)であったとしても、「せざる善よりする偽善」「偽善も善のうち」(【「内閣総理大臣織田信長」より】)という言葉もあることだし。

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(最終更新:2013/08/26)