「日本ゲーム大賞2006」、『脳トレ』と『FF XII』が大賞受賞

2006年09月24日 06:30

ゲームイメージ【CESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)】は9月22日から開催している東京ゲームショウ2006の中で、【日本ゲーム大賞】の審査投票結果を発表、年間作品部門大賞には『東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』と『ファイナルファンタジー XII』とが選ばれた。

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「日本ゲーム大賞 年間作品部門」は2005年4月1日から2006年3月31日までの間に日本国内でリリースされた作品を対象に、その期間を代表するに足る作品1点を選び、その名誉をたたえるというもの。過去においては『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』(2004-2005年)、『MONSTER HUNTER』(2003-2004年)などが大賞を受賞している。

【過去の事例】を見ればお分かりの通り、1タイトル選択という前提において大賞が2つ選ばれることはめったに無く(2002-2003年に『太鼓の達人 タタコンでドドンがドン』『FINAL FANTASY XI』が選ばれており、今回で2回目)、異例の2タイトルの大賞受賞となった。授賞式ではその他にも「優秀賞」「ベストセールス賞」「グローバル賞日本作品部門」「同海外作品部門」「特別賞」が発表され、栄誉をたたえられた。

【受賞作品一覧】を見る限りでは、当時としてもすでに携帯ゲーム機の躍進が著しく、機種の項目にも多くの「DS/DS Lite」の文字が踊っているのが分かる。また、発売元メーカーでは(海外部門を除けば)すべてが大手上場会社であり、受賞タイトルとセールスの成績がそのまま一致するわけではないが、寡占化が進んでいるようすがうかがえる。

携帯電話をはじめ、ゲーム以外のデジタルなエンターテインメントが増え、「時間をつぶすのはゲームだけではない」という考えが浸透しつつある昨今。大手によるきめ細やかで販売戦略の面でも優れたタイトルが、受賞一覧を埋め尽くすのは仕方の無いことかもしれない。

とはいえ、受賞タイトルだけでもまるまる一年遊び倒せるだけの面白さを誇っているのは掛け値の無い事実。このリストは他人にお勧めソフトを聞かれた時に参考にするためにも役立つことだろう。


(最終更新:2013/09/16)

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