WWF、ホッキョクグマの名前大募集

2006年08月14日 12:30

ホッキョクグマイメージ【WWF(世界自然保護基金)】は8月11日、地球温暖化の影響で絶滅の危機にひんしているホッキョクグマについて、調査対象にしている2頭の母親グマの名前を日本から募集すると発表した(【募集ページ】)。応募締め切りは9月30日。採用されるとWWFから認定証と記念品(ホッキョクグマにかんするもの)が贈呈される。

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ホッキョクグマイメージリリースページなどによると地球温暖化の影響で北極では大量の氷が失われ、ここ30年の間で日本の面積の4倍もの氷が溶けている。このままのペースでいくと今世紀末には夏の間、氷が完全に溶けてしまうのではないかとされている。当然北極に住むさまざまな動植物に影響が生じるため、WWFではノルウェーの研究所と共同で「Polar Bear Tracker ~ホッキョクグマ衛星追跡プロジェクト」を実施、ホッキョクグマに発信機を取り付けて追跡調査を行っている。

現在15頭のクマに発信機をつけているが、そのうち今年2006年に新たに発信機をつけた、それぞれ子グマを連れた2頭の母親グマには今のところ番号でしか呼ばれていない。そこで、日本から名づけ親を募集するキャンペーンを行うことになった。募集要項は上記ページを参照してほしいが、日本人以外の人でも分かりやすい名前で、ローマ字かひらがなで応募してほしいとしている。応募はメールの他にFAX、はがきでも可。

日本は温暖化防止の国際協力の中でも重要な役割を果たしているが、多くの人がその実情を知らないでいるのが現状(当方もほとんど知らなかった)。クマのネーミングを通じて、日本の貢献の実情などが再認識されれば嬉しい話ではある。

(C)WWF-Canon/Tanya PETERSEN

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