公式サイトでは他の新商品同様に、ハード情報や対応するゲームソフトの紹介を行う。また、プレイステーション3向けのプレスリリースもここに集約する。一方コンセプトサイトでは、プレイステーション3にSCEJが託すものを表現し告知するため、さまざまなプロモーションや情報公開を行う。

プレイステーション3の公式サイトとコンセプトサイト

コンセプトサイトではユーザーフレンドリーな情報公開姿勢がいくつもの点で見受けられる。例えば動画によるインタビュー記事の掲載が連載化され第一回目としてレースゲーム『グランツーリスモ』の開発者である山内一典氏のインタビューが掲載されているが、主要キーワードが一覧として掲載されている。それだけでなく、そのキーワードをクリックすると動画の該当部分に直接アクセスできるような仕組み(ランダムアクセス)が用意されている。

また、ブロガー向けにプレイステーション3用のツール(バナーや写真)を用意するなど、ネット上の口コミ情報としてプレイステーション3を広めてほしいというSCEJ側の思惑が見て取れる。

価格の高さやコンセプトから、どちらかというと家庭用ゲーム機としてよりは総合IT家電としての受け入れられ方をされがちなプレイステーション3。ネット上の情報配信では今後どのような姿勢を見せていくのか、注目したいところだ。