受け皿の部分に専用のチョコレートを投入してスイッチを入れると、まずはチョコレートが溶けるくらいまでの温度にまで過熱される。そして内部モーターがポンプを回転させ、その働きでタワー状の上部にチョコレートが持ち上げられる。さらにそのチョコレートが噴水のように薄い膜を作りながら流れ落ちる仕組み。

あとはごく普通の噴水と同じように、スイッチが入ってチョコレートが無くなるまで(あるいはスイッチを切るまで)循環される。チョコが流れるありさまを楽しんだり、棒を差したパンや果物、クッキーなどを噴水部分に突っ込んで「チョコレート漬け」をたん能できる。言葉どおり「あんまーいひと時」に心行くまで浸れるというわけだ。

この「チョコレート・フォンデュ・ファウンテン」、【海外の専用サイト】などを見てみると、パーティー向けの業務用セットとして1メートル前後の大型の製品以外に、家族で気軽に楽しめる小型サイズもあり、こちらは噴水部分が20～30センチ前後のものとのこと。アメリカでは去年のクリスマスの際に、贈り物として流行したという。またアメリカではチョコレート以外にチーズ、過熱機能をオフに出来る機種ならサラダドレッシングを流して野菜をつける、さらにはバーベキューソースを使ってスペアリブなどをコーティングするというたしなみ方もしているようだ(というかチーズはともかくドレッシングやソースは機械のトラブルを起こすような……)。

さてこの「チョコレート・フォンデュ・ファウンテン」のセット。元記事では「小型タイプで100ドルくらいからあるよ」と説明されており、実際に専用サイトを見てみると最小タイプで100ドルから150ドルくらいのが見受けられる。が、日本では一般のチーズフォンデュの機械ですら一般的でないこともあり、ほとんど販売されていない。注文もあまりないためか割高となり、楽天市場でどうにか該当商品を見つけたものの、『10万円以上もする、高級料理器具』に早代わりしていた。まぁ、さらによく探すことで、『純輸入品ではなく中国製のもの』でいいのなら、1万円ちょっとのものも見つかったのだが。

自他共に認めるチョコレート好きな人がさらなるチョコレートのたしなみ方を探求したり、、チョコレート好きな知人に新しいチョコレートとの時間の共有を提案するのには、うってつけの一品かもしれない。

(最終更新:2013/09/02)