元ライブドアの榎本氏、民間人としての宇宙旅行を断念。医学検査の結果による
2006年08月22日 06:30
先に【元ライブドアの役員で日本人初の民間宇宙旅行予定者榎本氏、30億円の申告漏れ】でも報じたように、9月にもロシア製のソユーズロケットで宇宙旅行を行う予定だった、元ライブドア取締役で個人投資家の榎本大輔氏(35)の「フライト」が不可能になったことが明らかになった。【ロシア宇宙局】が8月21日発表した。医学検査の結果によるという(【参照記事:西日本新聞】)。
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榎本氏は2002年、自分が経営していた「プロジーグループ」をオン・ザ・エッジ(現ライブドア)と経営統合。株式交換でオン・ザ・エッジ株式2100株ほどを取得し、執行役員にも就任。この後ライブドア株は急騰し、そこで榎本氏は売却。さらにこの利益を元手に他のIT企業株式へ投資を続けて大規模な財を築いた。2003年6月にはライブドアの役員を退任している。
榎本氏は参加費2000万ドル(約23億円)を支払い、日本人では初、世界では4人目となる民間の宇宙旅行客を目指して現在訓練中だった。また、アニメのガンダム好きが高じて、宇宙滞在中にガンダムのプラモデルを作成し、地球に戻ってからはガンダムミュージアムに贈る計画も明らかにしていた。
今回榎本氏がソユーズ宇宙船に乗れなくなった件につき、ロシア宇宙局側では「医学検査の結果による」とのみ説明している。また、榎本氏への取材は「本人の希望」ということで拒否されている。
榎本氏のブログである【DICE-K.com】によると、8月22日づけの最新記事として、今回の「フライト断念」が各誌で報じられたこと、詳しい情報が本人からは入っていないので現状では動向を見守りたいとのみ記載されている。
直前までの計画では榎本氏は9月14日に打ち上げ予定のソユーズ宇宙船に乗せられ、国際宇宙ステーションで一週間ほどを過ごす予定だった。ロシア連邦宇宙局では今回の榎本氏のフライトプラン以外にも、月周回旅行ツアーなども企画している。こちらの費用は約1億ドル。【JTBからの申し込みも可能】。
色々と話題を提供してくれる今回のフライトプラン。具体的にどのような事由によるものなのかは後ほど本人の口から語られるだろうが、それにしても残念でならないと思うのは当方だけではあるまい。
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