簡単便利にオンラインショップをオープン、アマゾンジャパンで新機能「インスタントストア」試験運用開始
2006年08月19日 18:00
通販サイトのアマゾンジャンパンで、アソシエイツプログラム(ネット代理店)の一環として「インスタントストア」機能の試験運用がスタートした。プログラム技術が無くともオンラインストアのようなサイトを作れるという。
スポンサードリンク
現在ベータ版ということで試験運用の色合いが強く、今後機能が色々と変更になる可能性が高いが、現在の機能としては簡単に説明すると「情報提供側が商品を選択して少々のコメントやデザインの情報を入力するだけで、オンラインストアのようなサイトを構築できる」というもの。一般読者にそのページのURLを提示することで、アマゾンジャパンのショッピング機能付の、シンプルなデザインのネットショップストアを提供できる。取扱う商品がアマゾンジャパンのものなので、当然ながら情報もアマゾンからのものが表示される。
アマゾンでは本来Amazon Webサービス(AWS)と名づけられたサービスがある。このAWSとプログラム技術を駆使することで、単なるアソシエイツプログラム以上に、手持ちのサイトと深く連動した、機能を組み込ませる形での情報提供が可能。しかし当然のことながら、当方も含めプログラム技術が無いことには使うことができない。せいぜいAWSを利用したASPサービスをツールとして使うことで恩恵の一部にあやかるくらい。
今回試験提供が開始された「インスタントストア」ではAWSほどではないが、単なるアソシエイツプログラムを超えたスタイル、シンプルなオンラインストア形式で、読者に情報を提供することが可能となる。
現在のところ開けるオンラインストアは1アカウント(1ユーザー)につき1つのみ。情報提供側が自由に商品を選択できるのも1ページのみ・9点までとなっている。カテゴリーに区切って他の商品を紹介することもできるが、検索時のフィルタリングに関するコツが分からないと、統一の取れたアイテム表示は難しいだろう。
このように「情報提供側が商品を選んでコメントをつけたりしながら並べて、擬似オンラインストアを作る」サービスは、かつてesbooksが行っていた(今はセブンアンドワイに統合されている)【みんなの書店】サービスが有名。こちらの場合、1アカウントにつき使えるページ数が10ページ(各ページ14商品まで掲載可能)まででそれぞれにページタイトルを記載でき、それぞれの商品に自分なりの評価を加えたり店長としてのプロフィールを掲載したり、他の「書店」との連携ができたりと、さまざま工夫で楽しみながらオンラインショップを展開できる仕組みになっている。
今後アマゾンジャパンの「インスタントストア」も、この「みんなの書店」の良いところを参考にするなどし、より面白いサービスとして発展してくれることを望みたいところだ。個人的にもこういう面白いサービスはお気に入りなので、進歩発展を強く望みたい。特に「商品配置をカスタマイズできるページ」が1ページしかないのは辛い。「みんなの書店」のように、複数ページで1ページあたりの商品数ももう少し増やしてくれると面白いことが色々できるのだが。
当サイトでも今回試験的に創った『脳を鍛えるDSのゲーム販売のショッピングストア』を公開中。機能が拡充されれば色々と手を加え、当Garbageグループの1機能として運用していくつもりである。
(最終更新:2013/09/16)
スポンサードリンク
ツイート