フタタのコナカとの経営統合で、監理ポスト行き・業界内では第三位に

2006年08月19日 12:30

株式イメージ先に【フタタ(9879)、コナカ(7494)との経営統合決定】で報じたように、九州を地盤とする紳士服チェーン店【フタタ(9879)】を巡る経営統合のアプローチ合戦は【コナカ(7494)】の勝利に終わった。今件の決定により、【大阪証券取引所】【福岡証券取引所】は8月18日、同銘柄を監理ポストに移行すると発表した(【発表リリースページ】)。

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上場廃止になる可能性の出てきた銘柄を、監視しながら暫定的に売買する取引所の位置づけ。上場が廃止されるかもしれないことを投資者に周知させる意味合いがある。今件ではコナカの株式交換によってフタタが完全子会社化されれば当然上場廃止が決定事項となるため、そう遠くないうちに整理ポストに移行するものと思われる。

また今回の合併劇で、両社の売上高は合計で600億円を超える。これは現在業界第三位の【はるやま商事(7416)】を超えており、現在第四位のコナカは合併により第三位に繰り上がることになる。

今後、紳士服業界トップの【青山商事(8219)】、そして今回の合併劇で敗れた業界第二位の【アオキ(8214)】もあわせ、さらなる業界再編がある可能性も否定できないといえよう。

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