【更新】流行の「トリビア」を禁煙部門でも
2006年08月18日 06:00
[YOMIURI ONLINE]によると[大学禁煙化プロジェクト]は、アジア医学生連絡協議会と共済で、全国の大学生らから募集した「禁煙トリビア」の入賞作品を発表した([発表リリース])。
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最優秀作品は「手軽な氷が禁煙に役立つ」「タバコの煙は見えているようで、ほとんど見えていない」の2作品。前者は氷を食べることで脳内の情報伝達物質の分泌を刺激し、ニコチンの禁断症状を和らげるというもの。後者はたばこの有害物質の9割までもが実は見えないことを表現したもの。前者はNHKの[ためしてガッテン!]でも紹介された、筋金入りの豆知識。
他に優秀作品や入選作品として「吸い殻入れを設置しない方が吸い殻が散乱しない」「タバコを1日に20本吸う人は、1日に1時間ずつ寿命を短縮している」など、あらためてなるほどと思わせるものや、「そんなに影響が大きかったのか」と驚かせるような話が色々とリストアップされている。多くの「禁煙希望者(あるいは実行中の人)」に役立つに違いない。
ちなみに元記事などではトリビアのことを「ちょっとした雑学的な知識」と説明し、話の展開的にも「役立つ知識」という意味合いで語っている。しかし本当の意味でのトリビアとは「一般生活には役に立たない、無駄っぽいけど話のネタにはなる、聞いて『へぇ、なるほど』と思わせる程度の豆知識、雑学知識」のことであって、どちらかというと「有益」という意味合いは薄い。今回紹介された禁煙に関するお話は役に立たないことなどまったく無いので、トリビアというよりは「ガッテン話」(先のNHKの番組にもあるような、「なるほどこれは役に立つ、合点承知がいった」と思わせる知識)として考えるべきだろう。
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