アイディア商品や最新技術アイテムでガソリン高に対抗
2006年08月14日 12:30
最近原油高に伴うガソリン価格の急騰は、ドライバー族にとっては頭の痛い話。一昔前の80円台/リットルと比べるのは酷かもしれないが、倍近い140円超/リットルが当たり前になった昨今、一般家庭はもちろんトラックをはじめとする運送業界などでも、運転そのものを止めるわけにはいかない以上、自動車の燃料消費をいかに抑えるかが課題となっている。[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]で、そんな「ガソリン急騰に対抗する節約術」を色々と紹介していた。
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番組では燃費(1リットルで走れる距離)を伸ばし、ガソリン代を安く上げようというテーマで、さまざまな商品が生み出されているとし、最初に『今年3月にダンロップから発売された、天然ゴムの割合を大幅に増やし燃費が良くなったタイヤ』を紹介した。既存の合成ゴムタイヤと比べると車輪が転がる時の抵抗が少なくなるため、路面に効率的に力が加わり、燃費が良くなるのだという。その分すべりやすいという欠点もあるが、分子レベルで特殊加工を施すことにより、この欠点を克服したとのこと。
このタイヤを使った実例では、毎日往復90キロの道のりを行き来する通勤ドライバーが利用したところ、毎月1500円分ほどガソリン代が節約できたという。曰く「燃費面でみめと頭一つか二つ、先に行っているタイヤだと思う」とのこと。
次に、千葉の【スーパーオートバックス(9832)】で、「省燃費グッズコーナー」と銘打ち、燃費をよくする商品のキャンペーンを8月20日まで実施しているという話が取り上げられた。店内では50種類に登る燃費向上アイテムが並べられている。「誰でも簡単にガソリン代を節約できる」とうたった商品が人気だという。具体例として紹介されたのは、【呉工業】の『エンジンオイル添加剤 オイルシステム ダブル-エコ』。エンジンオイルに混ぜて使うことでオイルと共に燃焼室内でガソリンの燃焼を助ける。公式サイトの説明によれば、排気ガス清浄作用やエンジン寿命を延ばす効果もあるとのこと。なお、この店ではこうした省燃費商品が去年の同時期と比べ倍近い売上を見せている。
さらに、燃費のよい運転ができるよう後押ししてくれる商品もある。テクトム社の『燃費マネージャー』というもので、運転時の燃費を表示するメーター。運転していると平均燃費、瞬間燃費などが液晶上に映し出される。取り付けも車両の故障診断コネクタに接続するだけという簡単なもの。
坂道などでアクセルを踏むと燃費が悪化するのが一目で分かるので、「アクセルをゆっくり踏む」など、燃費の良い走り方を心がけられるようになるという。この省燃費の運転方法で、同乗している人が快適に乗れるような運転になったという意外な副効果も得られたとのこと。ガソリン代も2割ほど安くなったとの話。
現状を鑑みるに、ここしばらくの間は原油、そしてガソリン価格はこのまま高値で安定するか、さらに値がつりあがると見て間違いない。消費しないという選択肢が採れない以上、賢く立ち回り、少しでも節約することで家計を守るのが一番現実な対処法といえるだろう。
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(最終更新:2013/08/26)
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