シャープ、専用システムがなくとも取り付けできる電池駆動のワイヤレスカメラ「リビングドアスコープ」を発売

2006年08月02日 12:30

のぞき穴イメージ【シャープ(6753)】は7月31日、玄関のドアののぞき穴に簡単に取り付けができ、ワイヤレスで小型のモニターに映像データを飛ばして訪問者をドアから離れた場所(たとえば部屋の中)でも確認できるカメラシステム「リビングドアスコープ」を発表した(発表リリースページ)。9月1日から発売で、価格はオープンプライス。

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この「リビングドアスコープ」は玄関ののぞき穴部分にシャープが開発したドアカメラを取り付け、映像をワイヤレスにて専用カラーモニターへ送信する、テレビドアホンの簡易取り付け版。ワイヤレスタイプなので専用工事や配線が不要なのが便利なところ。

リビングドアスコープ
リビングドアスコープ

セキュリティへの意識の高まりからテレビドアホンのニーズは高まりつつあるが、賃貸住宅やマンションなどの集合住宅では共用部分の工事が必要となるため、テレビドアホンの取り付けは事実上不可能だった。今回発売される「リビングドア」では工事の必要がなく、利用者本人が設置できるので、集合住宅でも使用が出来、ニーズに応えられる商品となっている。

具体的には玄関のドアスコープ部分にアタッチメントを取り付けて、電池式のドアカメラを磁石でセットするだけ。ドアそのものやのぞき穴の加工は不要で、引っ越すことになっても外して持っていくことが出来る。使う電池は単三3本。様子を見るモニターは、卓上型と壁掛け型が用意されている。なおインターホン機能はなく、音声の送受信はできないので、必要な場合には別途インターホンなどを用意しなければならない。

またシャープではこの「リビングドアスコープ」のオプションとして、部屋の様子が見られるワイヤレス室内カメラや増設用モニターも発売する。販売価格は3万円弱を想定。

「王様のアイディア」で販売されそうなアイテムだが、ニーズは元々高いだけに「なるほど」と思わせるような商品として評価できる。今後はインターホン機能をつけたバージョンやオプションも登場することだろうし、それを望みたいところだ。

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