日本百貨店協会、eコマース事業の本格展開に向けて百貨店ポータルサイトを9月1日オープン

2006年08月29日 12:30

インターネットイメージ【Japan.internet.com】の報によると【日本百貨店協会】は8月28日、全国の加盟百貨店が展開するインターネット事業を支援・強化する目的で、百貨店業界専用のパソコン版ポータルサイト【百貨店ワールド】を9月1日からスタートすると発表した。

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今パソコン版「百貨店ワールド」はすでに携帯電話版で2003年4月から提供されている(【案内ページ】)同名サイトのパソコン版として、「イベント情報」や「ブランド検索サービス」を主体として運営。2007年春までにはパソコン独自の開発も行う予定だという。

詳細は元記事を参照してほしいが、加盟百貨店のほとんどは公式サイトを開設し、ネット上での販売実績も急速に成長している。その一方で、総売上に占めるシェアが全体の0.2%に過ぎないなど、「eコマース事業の本格展開」こそが百貨店業界全体の飛躍には必要不可欠だとする認識がある。この点を見すえ、モバイル版の「百貨店ワールド」を開設したが、現在では20代女性を中心にトップページで一日1万3000件を超えるページビューを数えるほどの利用があるという。

パソコン上で同様のサービスを開始し、パソコンならではの充実した情報を提供することで、「百貨店ワールド」パソコン版は各加盟百貨店のeコマース事業をサポートするという、いわば「百貨店サイトのポータル」を目指すことになる。現在開設予定地にはサイトイメージの画像が掲載されているのみだが、ブランド検索ランキングや各店舗の最新情報、各店舗のメルマガの登録ページ、駐車場案内、イベントカレンダーの他に、紫外線情報など、携帯版同様に若手女性をメインターゲットにしたサイト構成になることがうかがえる。

今後どのように顧客のニーズをとらえたコンテンツを提供し、また「百貨店ポータル」ならではの独自性を生み出し、他の大手ネット商店街や一般ポータルサイトとの違いを見せていくか、注目したいところだ。

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