サプリメントは全12種でそれぞれ14粒入り。1日2粒を飲む仕様になっているので、1袋104円で一週間分となる。なお12種のうち6品は「栄養機能食品」になっている。ちなみに「栄養機能食品」とは食品衛生法施行規則に定められたもので、「通常の食生活を行うことが難しく1日に必要な栄養成分を取れない場合に、その補給・補完のために利用してもらうための食品」。注意事項などを明記する必要があるが、国への許可申請や届出は必要ない。

飲んでサプリ

一方ダイエットサポート食品の「プリティシェイプ99」は、低脂肪乳などに混ぜて飲むタイプのもので、1日に必要な栄養素をバランスよく配合したもの。エネルギーは1袋1食分あたり140キロカロリーほど(低脂肪乳200ミリリットル使用時)。飽きないように味をバナナ・ストロベリー・コーヒー・ブルーベリーの4種類を用意した。

プリティシェイプ99

今回発売されるサプリメントとダイエットサポート食品は、先に【栄養ドリンクも99円の時代へ、九九プラス(3338)が「99円健康ドリンク」発売】でも紹介した「99円健康ドリンク」同様に、【明治薬品】と共同で開発。

さて、今日から発売開始ということで早速近所のSHOP99へおもむき実物を手にとってみた。先の健康ドリンク同様に専用の棚が設けられ、ずらりとサプリやサポート食品が並べられている。全種類買うのも気が引けたし、ダイエットは今のところ必要も無く牛乳の類も一度熱せねば飲めない身体なので、とりあえずはサプリメントを4種類ほど購入。

100円ショップのオリジナルブランドとしてのサプリメントは、すでにダイソーなどのものが有名。それらと同様外見は極めてシンプル。オレンジ色が映える。SHOP99の商品に違いはないが、ブランド力を全面に押し出すためかパッケージ上には「明治薬品」という名前が何度も踊っている。

サプリに味も何もないのだろうが、実際口にしてみると多少粉っぽいものやかみ応えがある(歯にまとわりつく)ものなど、通常のサプリメントとは少々違うような食感があった。説明には「1日1粒を目安に水又はぬるま湯と一緒にお召し上がり下さい」とあり、確かに水は必要かもしないと実感。

「1袋14粒・1日2粒で一週間分」とすべてのサプリメントを統一したのは○。種類によって飲み方や一日あたりの量が違うのでは混乱しかねない。

健康志向が高まり、「お気楽にサプリメントを買って食べたい」というニーズが高まりつつある昨今、コンビニエンスストアでオリジナルブランドや有名メーカーのサプリメントがレジ側など良いポジションに専用の棚付で置かれるようになっている(つまりそれだけ売れているということ)。サプリやダイエット食品は独自開発すれば利益率も高まり、大きさから配送面・在庫面でも収益につながりやすい商品に他ならない。

健康ドリンク同様、九九プラスが独自展開を開始するのはごく自然な流れといえるだろう。しかしここまでくると、100円ショップというよりは「100円商品が主流のコンビニ」に近づいているような気がするのは当方だけだろうか。コンビニそのものが100円などの廉価商品を導入したり、中食や高齢者向けの店を展開するなど既存のコンビニとは別の展開で活路を見出そうとしていることを考えると、何となく皮肉な気がしてならない。

ともあれ、100円ショップでサプリが気軽に買えるのは便利であることに違いはあるまい。一袋一週間分だから痛むのを気にしなくとも済む。今後はさらに種類の追加を期待したいところだ。

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(最終更新:2013/08/26)