ドン・キホーテ(7532)の中食コンビニ、8月19日にオープン
2006年08月12日 19:00
【ドン・キホーテ(7532)】は8月11日、かねてより計画を発表していた中食厨房込みの新タイプコンビニの第一号店を8月19日に、東京渋谷区でオープンすると発表した(【発表リリース、PDF】)。コンビニの名前は「パワーコンビニ 情熱空間」。物販アイテム数は1万2000点、惣菜・弁当数は約90点。
スポンサードリンク
ドン・キホーテでは関連会社だった【オリジン東秀(7579)】(7月27日で上場廃止)との関係を強化し、オリジン側のノウハウを使って中食厨房を導入した新しいタイプのコンビニ展開を模索していたがオリジン側は反発。ドン・キホーテの株式公開買付(TOB)に対し、【イオン(8267)】がドン・キホーテに対向する形でオリジンの賛同を得た上でTOBを行った。三社の協議の結果ドン・キホーテ側が折れ、オリジン東秀はイオンの子会社となっている。
一方、オリジン東秀を失ったドン・キホーテも中食のコンサル会社【デリシステム・プランニング社】と提携し、当初の予定通り「中食厨房によるできたての惣菜・弁当コーナーを物販スペースと融合したコンビニ」プロジェクトを推し進め、今回の「パワーコンビニ 情熱空間」一号店開店と相成った。
リリースによれば「パワーコンビニ 情熱空間」は、お客への新提案として、毎日の生活を彩りやゆとりのある豊かなものにしてほしいという想いをこめて創られたものであるという。マニュアル管理や流通効率重視ではない、既存のコンビニ業態とは一線を画した、気持ちの通ったサービス、コミュニケーション豊かな空間を提供していくとしている。
今店舗はあくまでもフラグシップ、実証実験店舗として、お客からの要望を踏まえて検証、実験を繰り返し、あるべき姿を模索していくとのこと。
紆余曲折があったものの、ドン・キホーテの長年の構想の一つが実現化した「パワーコンビニ 情熱空間」。今後のお客の評判をはじめとする動向に注目したいところだ。
■関連記事:
【ドン・キホーテ(7532)、次世代型コンビニ事業展開開始、8月下旬にも第1号店】
【「相乗効果で事業拡大」イオン(8267)、オリジン東秀(7579)株式95.67%取得・子会社化で】
【リスク大きく十分な説明もないとし、オリジン東秀(7579)がドン・キホーテ(7532)の公開買付に反対表明】
スポンサードリンク
ツイート