今件ではアオキが「敵対的な」TOBはしないと明言する一方、いわばフタタを巡ってのライバルに相当するコナカをけん制する発言が相次いでいる。またフタタもどちらの提案を受け入れるのかについて8月18日に臨時取締役会で協議するなど、フタタ争奪戦における状況は刻々と変化を告げつつある。

今回提示された経営統合案では「フタタ、株主、従業員のすべてが最終的に利益を獲得できるトリプル・ウィンの事業計画である」としてそのメリットを強調する一方、「他社」という表記で間接的ながらもアオキの提案を批判してる。なお株式の交換比率については今回の提案では明らかにされなかった。

今回コナカが株式交換による完全子会社化を提案し、アオキへの対抗姿勢を明確化したことで、アオキとコナカとのバトルは激しさを増すものと思われる。

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