「現在加入している生命保険を将来見直したい」6割近くにのぼる

2006年08月20日 17:30

時節イメージアンケートによるリサーチサイト【ゆびとまリサーチ】は8月15日、生命保険の加入に関するアンケートの調査結果を発表した。それによると、現在加入している生命保険を見直したいとする人は回答者のうち31.1%に登った(【発表ページ】)。

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今回の調査は8月9日から15日の一週間に渡って行われ、有効回答数は279件だった。それによると、まず「生命保険に現在入っているかどうか」という問いには、84.2%が「はい」と答え、入っていないは11.8%に過ぎなかった。その一方、自分のことであるにも関わらず「分からない」とする意見が3.9%もあった。ごく一部ではあるが、親などに生命保険をかけてもらっているかどうかについても含め、自分自身の保険にまったく興味がない人もいたのが分かる。

保険に入った年令は19歳から22歳がもっとも多く、23歳から25歳、18歳以下と続いている。就職の際にあわせて、あるいは就職してしばらく経ってからある程度将来のことをじっくりと考えるようになったのに合わせて保険の加入を考えるようになったことがうかがえる。また入った動機については「家族の勧め」「外交員の勧め」「自分から」がほぼ同数で、この3つのパターンが保険加入の主なきっかけであることが分かる。

某コアラのCMにあるような(あれは自動車保険だが)自分の今加入している保険を「見直したい」かどうかについて尋ねたところ、「今はないが将来見直したい」が31.1%、「近々見直したい」が15.3%、「すぐに見直したい」が10.2%となり、時期はともかく「見直しを考えている人」が6割近くにのぼることが明らかになった。

一方で「新規加入・追加加入をするかどうか」への問いには「加入するつもりはない」が40.1%と、「すぐに」「近々」「今はないが将来」加入したいを合わせて30.5%であるのを上回っており、「今加入している保険の本数を増やすつもりはないが、今の自分の考えに合ったスタイルに見直しをしたい」人が多いことが推測される。

規制緩和などで色々と特約(保険契約における追加の条件)が用意されるようになったが、あまりにも条件や内容が多すぎて、保険に入った本人ですら内容を十分に把握し切れていない場合も多い。一般生活だけでなく、保険についても専門家と相談し、自分に合った、そして無駄なくスマートな形への再構成を考えるべきだろう。

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