「携帯持たずに外出は不安」は6割を超えるという調査結果
2006年08月15日 07:30
【NIKKEI NeT】などのインターネット上の調査結果によると、携帯電話を持たずに外出すると不安になると答えた人が62.3%にのぼり、携帯電話が日常生活において欠かせないアイテムとしての地位を確立しつつあることが明らかになった。
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これは「携帯電話の利用度調査」というテーマで行われたアンケートの結果判ったもので、携帯電話の依存度を表す他の結果としては「朝起きると必ず携帯を見る」という人が53%に達するなど、生活の一部として組み込まれていることがうかがえる。
その一方「必要な情報はたいてい携帯で入手する」という人はわずかに7.2%、「携帯があるのでパソコンはあまり使わない」という人は1.4%に過ぎず、携帯だけで既存のメディア・情報機器の代替をすべて果たすところまでには達していないようだ、と元記事では分析している(ただしこの調査がインターネット上で行われたことに注意。パソコン上で情報収集をしている人が調査対象であって、基本として携帯のみを利用している人は調査対象外である)。
またその他携帯電話と生活習慣のかかわりでは、「トイレの中で携帯電話を使うことがある」「携帯電話があるので腕時計は身につけていない」「メールや電話が来ない日はさみしくなる」などが回答として多かった。特に世代が若いほど携帯電話とのつながりが深いようだ。
電車通勤の際に音声通話以外で携帯電話をどのように使うかについて尋ねたところ(複数回答)、「携帯メールを見たり書いたりする」が圧倒的に多く97.1%という結果が出た。続いて「ニュースやスポーツなどの情報サイトを見る」「携帯に入っているゲームソフトで遊ぶ」「スケジュール帳やアドレス帳のチェックや整理」「いろいろなサイトを見てまわる」と続いている。
ちょっとしたあき時間の暇つぶしだけでなく、「なんとなく情報が足りないな」という不安を感じている時にその不足感を補うため、携帯電話は必需品としての存在意義を認められているということになるのだろう。「心のスキマを埋めるアイテム」と表現したら少々オーバーかもしれないが、まさにそんな表現がぴったりなのかもしれない。
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