地震保険付の火災保険の加入者が4割を超える
2006年08月24日 06:30
【損害保険料率算出機構】は8月23日、2005年度に新規契約された火災保険のうち、地震保険付の割合(付帯率)が全国平均で40.3%に達したと発表した(【発表リリース】)。これは前年度比で2.9%の増加になる。
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地震保険はそれ単独では加入できず、火災保険とのセットでしか入れない。そして火災保険の加入時に入るかどうかを決める。そのため今回のように「地震保険付の火災保険」という形になっている。
付帯率の高さは県によってかなりのばらつきがあり、最高値は高知県の66.5%。以下愛知県(60.4%)、宮城県(54.7%)、宮崎県(53.2%)、鹿児島県(52.3%)などで5割を超えている。一方で長崎県(19.8%)など2割程度の県も見受けられた。昨年3月の福岡沖地震の影響からか、福岡県は40.2%、佐賀県は25.7%など、前年度比で10ポイントほど上昇している。
損害保険料率算出機構側では「付帯率増加は地震への関心のたかまりの表れ。また、大型地震への対策が進んでいる地域で特に付帯率が高い」とコメントしている。
地震への備えというとすぐに思いつくのが非常袋や家具・住宅地震の強化。それらが済んだあとでかまわないので、保険面での地震への備えを考え直してみてはいかがだろうか。何かあったとき、お金の面でのバックアップは非常に心強い味方となるのだから。
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