大日本住友製薬(4506)、透析患者向けの神経機能改善薬「ドプス」を鳥居製薬(4551)と共同開発
2006年08月05日 06:30
【大日本住友製薬(4506)】は8月3日、立ちくらみなどのノルエピネフリン作動性神経機能改善剤「ドプス」について、血液透析患者を対象に【鳥居薬品(4551)】との間で共同販促すると発表した(【発表リリース、PDF】)。
スポンサードリンク
今回締結された契約により、両社は10月から販促を開始する。「ドプス」は1989年に「パーキンソン病(Yahr重症度ステージⅢ)におけるすくみ足、たちくらみの改善」などを効能・効果として国内で発売されているが、2000年には「起立性低血圧を伴う血液透析患者におけるめまい・ふらつき・たちくらみ、倦怠(けんたい)感、脱力感の改善」の追加承認を得ている。
「ドプス」のさらなる普及をはかりたい大日本住友製薬と、透析領域における製品の品揃えの充実を図りたい鳥居薬品の意向が一致、今回の契約締結にいたったようだ。リリースでは「ドプス」の普及で、血液透析患者の生活の質(QOL)の向上に役立てればとコメントしている。
当方は幸いにも透析には至っていないが、入院における辛さは重々承知しているつもり。患者にとって一つでも選択肢が増えるのはありがたいことであり、今回のような展開は諸手をあげて歓迎したい。
スポンサードリンク
ツイート