フェイス(4295)での『ローズオンライン』情報漏えい問題、続報
2006年08月11日 19:30
先に【『ローズオンライン』で情報漏えいの可能性、各種サービス停止】で報じたように、【フェイス(4295)】のオンラインゲーム【ローズオンラインエボリューション】で外部からの不正アクセスによる個人情報流出の可能性が明らかになった問題で同社は8月11日、現在の調査進捗状況の報告を行った(【発表リリース】)。
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リリースによると現在フェイスでは『ローズオンライン』のサービスを停止すると共に、社内に対策チームを設置、さらに第三者の情報セキュリティ専門会社に調査を依頼し、個人情報の流出状況の調査を進めている。流出した可能性がある個人情報は次の通り。
・ユーザーID、パスワード、登録メールアドレス、登録生年月日 365,698件分
・登録氏名、登録性別、登録住所、登録郵便番号、登録電話番号、ニックネーム 167,152件分
※同一ユーザーによる重複登録があるので件数掲載
なお課金周りはWebMoneyだけで行っているので決済関係の情報は無事(というより元々登録されていない)。
フェイス側では調査を引き続き行うと共に、現段階においてサーバシステムの改修やツールの導入、第三者機関によりアクセス監視、サーバ運用管理の増員・マニュアルの全面見直しなどを検討しているという。
気になる『ローズオンライン』のサービス再開だが、再発防止策の決定と実施をした後、会員へパスワードの再発行を行い、その上での実施となるという。調査が現在進行形なので期日確定は難しいものの、今月中の再開を目安としているとのこと。
外部からの不正アクセスを許してしまったこと(恐らくは他愛もないレベルの不手際・無用心によるものだろう)は誉められるべきではない。しかし繰り返しになるが、今回のフェイスの対応、特に対外的情報公開についての対処は他のネットゲーム関連会社と比しても劣らず、むしろ優れているといえる。このまま事態の真相究明と状況の改善、そして『ローズオンライン』のサービス再開まで、この姿勢を貫いてほしいものだ。
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