セブンイレブン(3382)、食事配達サービス「セブンミール」を全国に拡大

2006年08月30日 06:00

時節イメージ【セブンイレブンジャパン(3382)】は8月29日、現在一部地域に限定して実施している食事配達サービス【セブンミール】について、2006年10月1日配達分から北海道の一部エリアをのぞく全国のセブンイレブンで開始すると発表した(発表リリース)。

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「セブンミール」は現在北海道・東北・関東・甲信越・東海エリアの7610店舗で展開している食事配達サービス。このサービスについて9月25日から東北・関西・中国・九州エリアの3214店舗でも受付を開始し、10月1日から配達する。これで配達取り扱い店舗は10824店にまで拡大する。

「セブンミール」は「セブンイレブン提供のミール(お食事)」という言い回しからも分かるように、登録されたお客に総菜やお弁当をはじめとした約300品目を掲載したカタログを配布、そのカタログに掲載されている「お食事」を注文できるというサービス。毎日の食事の準備に不便を感じていたり、健康に配慮した食事をしたいと考えている人向けに、管理栄養士の監修のもと、健康に配慮した商品を開発、販売対象としている。注文した商品の受け取りは、自宅まで宅配してもらうか、店頭での受け渡しを選択できる。

セブンミール
セブンミール

元々セブンイレブンの独自食品はレパートリーの豊富さや味では評判が高く、各コンビニの食品の中でもトップクラスの質を誇っているといえる。それらを単に店舗で一般商品として販売するだけでなく、「お食事提供サービス」の主力商品として流用するあたりは「賢いビジネス」といえるだろう。

リリースでも強調しているが、「高齢化社会が進み、また健康志向が一層強まる中」、今後このサービスへのニーズはますます高まり、注目を集めるものと思われる。最近中食や外食産業が相次いで介護施設関連企業と提携する動きが見受けられるが、突き詰めればそれもこの「セブンミール」の目指すところと同じなのだろう。


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