アメリカのアップルコンピュータ、ソニー製電池180万個をリコール

2006年08月25日 06:30

ソニー製バッテリーイメージ【NIKKEI NeT】が報じたところによると、アメリカの【アップルコンピュータ】が8月24日、ノート型パソコンに搭載されていた【ソニー(6758)】のリチウムイオン電池180万個をリコール(回収・無償修理)することが明らかになった。アメリカの政府機関の【アメリカ消費者製品安全委員会(CPSC、The U.S. Consumer Product Safety Commission)】にリコールを届け出たことで判明した(【発表リリース、英語】)。過熱して発火する危険性があるとのこと。

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ソニー製バッテリーイメージリコール対象は、アップルが2003年10月から2006年8月までに発売した主力ノートパソコンiBook・PowerBookに搭載されていた充電地(12-inch iBook G4、12-inch PowerBook G4、15-inch PowerBook G4。同機種でもバッテリーのモデルによって今件対象かどうか異なるので詳細はリリースを参照のこと)。アメリカ国内で販売された110万個の他、アメリカ国外で販売された70万個がリコール対象。

アップルによると電池が過熱するとの報告がこれまでに9件報告されており、中には軽度のやけどを負ったケースもあるという。

すでにご承知の通りソニー製品のリチウムイオンをめぐっては8月14日に、パソコン世界最大手のアメリカ・デル社が410万個を同様の問題でリコールすると発表していた。こちらについては6月にネット上で話題に登った「大阪のホテルでの炎上事故」が有名。電池の不具合については、ソニー側の製造工程において、微小な金属片が電池に混入したことが原因と見られている。

世界のソニーといわれるだけあって、同社の製品はワールドワイドに使われている。今後さらに、今電池・充電池のリコールが起きる可能性は否定できない。安全性を確保するためにも、早急な調査と対象を望みたいところだ。誰だってタイピングしている最中に炎上するパソコンなど使いたくないのだから(笑)。

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