1日3杯の紅茶でがん予防などの健康増進効果が、イギリスメディア伝える
2006年08月26日 10:00
時事通信などが報じたところによると、イギリスの各メディアは8月24日、1日に3杯から4杯の紅茶を飲むと健康になるという、イギリス王立大学の研究家Carrie Ruxton博士などの研究結果を報じている。紅茶の常用は心臓発作やがんの予防、虫歯の防止、骨の強化などの効果があるがこれは果物・野菜が持つのと同じ抗酸化栄養素を含むからで、3杯の紅茶にはりんご8個分の酸化防止効果があるという。
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時事通信の話ではこれでおしまいだが、それではつまらないので(笑)元ネタを探したところ、【BBCのオンライン版に該当する記事】を発見した。
それによると
・紅茶は心臓病といくつかのがんの防止効果がある。それは紅茶内のフラボノイド・ポリフェノール酸化防止剤が有益に働いているから
・酸化防止剤はお茶の葉に多く含まれ、これは果物や野菜にも含まれるのと同じもの。
・1日3杯から4杯の紅茶を飲むと心臓発作を抑えられる
・明確なデータは出ていないがいくつかの研究データから「紅茶を飲むとがんが抑えられるらしい」という結果が導き出される
・少なくとも水を飲むよりは紅茶を飲んだ方が良い
・鉄分を吸収する効果があるので鉄分不足の人は紅茶は避けるべきだ
・紅茶が人間に与える効用については、ポリフェノール絡みで立証されつつあるが、まだまだ対人間での調査研究が必要
・今回の研究結果を発表したCarrie Ruxton博士は紅茶の協議会から資金援助を受けている。博士は調査結果と援助は無関係だと強調している
ということのようだ。元々イギリスは「三度の飯より紅茶でのティーパーティーが必要。旅行に行くときも戦場におもむくときも紅茶セットは欠かせない、何せ紅茶が元で戦争起こしたくらいだから」と茶化されるように、紅茶と紅茶でのひとときが大好き。紅茶をたしなみながら優雅なひと時を過ごすという、イギリス人ジェントルマンらしい傾向ではあるが、そのイギリスでも最近は健康ブームにあおられ、紅茶は緑茶に市場を奪われつつあるという。
今回の「紅茶は体に良いぞ、だから毎日三杯は飲もうね」的な研究結果も、あるいは紅茶の消費促進のキャンペーンのために……というのはいくら何でも考えすぎだろうか。当方(不破)は紅茶も緑茶も大好きだから、特に問題はないのだが(笑)。
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