【追記アリ】チョコだけに、ちょこっと、というわけには……ノルウェーでチョコレート工場から牧草地にチョコ原材料10トンが流出
2006年08月19日 07:20
[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると、ノルウェーのチョコレート工場でミスにより流れ出したチョコレートの原材料のカカオバター10トンあまりが下水道を通って近くの牧草地に運ばれて固まり、地元の人を驚かせているという。チョコレートの性質などから撤去にも時間がかかり、損失は日本円で1億円近くにもなると報じている(【細部参照記事】)。
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原料が流れ出たのはノルウェー南西部の港湾都市で、第二次大戦中にはドイツ軍の猛攻も受けたベルゲンにあるミンデ(Minde)チョコレート工場。8月16日の夜にチョコレートの原料で、カカオ豆から取り出したカカオバター10トンあまりが漏れ出し、工場から下水道を伝って近くの牧草地に流れ出した。そしてその牧草地の上で固まってしまった。牧草地の上には、カカオバターが固まった白い跡が残っており、牧草地の男性も驚いているという。
工場からカカオバターが流れ出た原因は不明。ただ、牧草地を白く染め上げただけでなく下水道を詰まらせたり道路で固まるなどして被害は大きく、工場の損失は日本円で1億円近くにもなるとのこと。なお損失額はNHKでは1億円とあるが、元記事では8万5000ドル(約1000万円)とある。恐らくは後者が正解だろう。
おおもとの記事では、流出したカカオバターはチョコレートでもっとも重要な成分であって人間には無害だが、農家で飼っている羊は病気になるかもしれないと心配している。
元原文記事のニュース動画を見てみたが、これは確かに「ちょこっと」どころではないお話。ヨーロッパの童話などで「お菓子の家」の話をよく聞くが、それの地面版みたいな印象すら与える。もちろん童話と違い、地面一面に広まっているカカオバターがそのまま食べられるわけではないのが残念だが。動画からでは香りは伝わってこないが、カカオの香りが周囲一体を支配し、地域住民はしばらく「チョコレートなど見たくもない」と思うようになったのに違い無い。
※8/21追記:NHKに確認したところ金額は原文では50万クローネで、日本円に直すと約1000万円で正しいとのこと。原文は訂正されたとのご報告もいただいた。
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